「所謂『ポッポ』レベルのバカ」

だが、忘れてはいけない。ポッポは国権党の出身なのである。



(2020 0625)



*[アニメ]今期微妙だった作品『八男って、それはないでしょう!


現実には出来ないことをする為に選んだはずの異世界という舞台で、
半端にリアルなしがらみを描き過ぎて失速する作品は良くありますが、本作もその一つです。


先ず、オープニング曲が素晴らしい。
最近は、デーモン閣下の伸びの良いファルセットボイスを、繰り返し聞いています。
ドラム等の音色が若干チープに聴こえるのが、玉に瑕。

フルバージョンは若干冗長で、TV版のショートバージョンの方が良く纏まっています。


アニメ自体は、様々な制約の中で、原作を上手く取捨選択していますが、
予習無しでアニメだけ見て、キャラクターの心理や物語の流れを
どの程度理解出来るかは謎です。


作者が長男や地域社会に恨みでもあるのか、
クルトを愚鈍に描き過ぎている所以外は、まあまあ良いと思います。

本作で特筆すべきは、
魔法で楽をしている主人公より恵まれない厳しい立場にありながら、
頑張って戦い続ける脇役男性キャラ達の描写の素晴らしさです。
劣化オーベルシュタインであるクラウスや、
フィリップとクリストフの復活劇などは、他作品では見られないかと思います。


アニメの後に出て来る、運動会のような幼稚な戦争描写や、
劣化銀英伝のような帝国の内戦などは、それでもまあまあ面白いのですが、
間に大量に挿入される女尊男卑的なショートストーリーが、結構酷い。


この原作者の政治思想は「フェミウヨ」というカテゴリーに入るもので、
「外交国防だけタカ派で、内政は女尊男卑のフェミ」です
女性視点の不当な説教のような記述が多く、
それが原作者の「やりたいこと」だったのだろう……と、思わされます。

こういうタイプの作品に登場するヒロインキャラは、数だけ多いものの、魅力がほぼ皆無です。
特に、アニメ版の後の話に出て来るヒロインほど、低品質なキャラが増えています。
男性の嗜好を全く斟酌していないことが、原因です。





*[アニメ]「八男って、それはないでしょう!~もう一人の転生者~ 」駄作だった。


所謂『ポッポ』レベルの駄作でした。
過去に見たことが無いほど酷い戦闘システム以外にも、
ダメな所を挙げていったら、きりがありません。

例えば、SSRやLRでも、キャラ絵は全部SDで、まともな一枚絵はありません。