今期アニメ『三者三葉』先進の色彩設計

長い期間熟成された原作を、上手く取捨選択して仕上げている。
日常系の第一人者である子安秀明氏の全話脚本は、安定度抜群。

動画工房の最大の強みは、「彩色」にあります。

深夜アニメという分野が、ギャルゲーやエロゲーの延長線上にある以上、その性質も似ています。
特に、キャラクターを売る為の萌え作画では、原画と同等かそれ以上に「塗り」が重要になる。
動画工房のグラフィックチームは、今回も他社の一歩先を行っていました。

今期のアニメキャラの中では、「西川葉子」が際立ってエロいオーラを放っています。
それは主に彩色の力によるものです。



2016年春期は、『文豪ストレイドッグス』など惜しい作品は結構あったように思いますが、
後に残りそうな物は殆ど無かった。

特に、利益最優先で短期間でっち上げては駄作となって消えて行くオリジナル企画の群れは、
娯楽産業全体にとって、癌のような最悪の病であると思えます。
「なろう」でも何でもいいので、(一定の審査を通った)原作あるいは原作者は不可欠です。