「子供は大人の父なり」


TVでORANGE RANGEの曲が流れていた。
SMEらしい下品な音だった。
パンクやロックの上っ面だけ模倣しても、無意味だ。



今日見つけた名言


>エロゲーを起動した瞬間、すべてのユーザーは童貞になるんだよボケェ
>中途半端なリアリズムなんていらねーんだよボケェ


「初心忘れるべからず」
「子供は大人の父なり」



今日は、下級生のことでも語ってみましょうか。



ご存知のように、私のHNの「まほ」は、持田真歩子に由来します。
奇を衒わず、純粋に女の子の可愛らしさを表現したイベントの数々。
恋愛ゲームの楽しさを教えてくれた真歩子。
ときメモのゲーム事自体に、殆どはまっていなかった私が、
真の意味で恋愛ゲームを始めるきっかけになった、記念碑的なキャラクターです。


最初にAOLに入会したとき、
「他人から呼んで貰うときに面白そうな名前」「イっちゃってる名前」をと考え、mahotanと入力した。
それが始まりでした。



但し、下級生で一番好きなキャラは、皆川奈々です。
途中までは、非常にもどかしい展開ですが、奈々がティムに振られると、堰を切ったように一気に進む。
シューティングの溜め打ちか波動胞のような爽快感。
失恋した弱々しい奈々が、主人公の優しさによって、少しずつ明るさを取り戻していく。
その弱さと健気さが、見る者の胸を打つのです。



結城瑞穂は、可も無く不可も無し。毒抜きした藤崎詩織というところですか。
が、ノーミスでの演技が難しいように、欠点無く仕上げるのも難しいことなのです。
「私を好きって言って」
「み、瑞穂が好きだ!」
のくだりでは、主人公と共に心の中で叫んでいた。この一体感がエンターテイメントの真髄なのです。



愛と美雪の、主人公を挟んだ愛憎劇は、後世の多くのゲームに影響を与えたと思います。
例えば、はにはに茉理ちひろの関係は、これをマイルドに加工したものではないでしょうか。
どちらかというと、女の子のいやらしさが出ている愛の方が好きなのですが、
美雪が晴彦を撃退するところは最高だった。



一番味わい深かったシナリオは、みこ編の修羅場でした。
最後のラブホテルの場面まで、主人公では無く、晴彦に感情移入していました。
悪役なので、結局みこは主人公と結ばれてしまうのですが、後味の悪さを感じた。
バイタリティ溢れる主人公に必死に対抗しても、不器用さや無知で全てが空回りしてしまう。
誰かが癒してあげれば、彼は救われたであろうに。
自分の境遇が少し似ている晴彦の悲哀に、共感せざるを得ませんでした。



残りの年増や淫乱は、面倒なのでプレイせず。



20世紀中に出た恋愛ゲームの中でも、一番の最高傑作。


所詮パラメータ弄りしか無いときメモ
気取っていて、淡白でリビドーの無いTo Heart


それらに比べて、下級生には、女の子らしい丸みと原初的な生命力があり、
ロマン主義のダイナミズムに溢れていた。


PC・SS合わせて、30万本超の販売本数を誇る、業界有数のビッグタイトルであり、
エルフの看板タイトルでもある下級生。



その続編が、あのような惨状を招いてしまうことを、誰が予想し得たでしょうか。
システムのだるい凡作で終わると思っていたのですが、正直残念です。



そういえば昔、ふたまたかけていた女の子がいたんですが、その人は両方にキープされていました。
デイジーチェーン接続って感じですね。


デイジーチェーンエロゲーとか作ったら……やっぱり紙風船専売かな。



[ Gypsy Lady / Matt Bianco ]