お子ちゃま向けのゲーム機に、このような凄い作品が出ていたのだから、当然買わざるを得ない。
これこそ、私が求めていた作品です。
どうも、最近のゲームのラインナップには、何か物足りないものを感じていました。
中二病ハードPSPでさえも、所詮焼き回しドライブゲーム止まり。
Nanostrayは、面白くなったMEGA-CD版シルフィードか、進化したレイストームかサンダーフォースⅢ〜Ⅴ、
あるいはコンパイル系のSHTに近い。
（MEGA-CD版シルフィードは、フラクタル等のCGは素晴らしかったが、ゲーム部分はクソでした）
背景等は、もっとメカニカルなオブジェが多くても良いようにも思えましたが、それを差し引いても、CGがカッコいい。
バランスは良く、難易度は、このジャンルとしては普通程度。ということは、普通の人には結構きつい。
が、敵が増え過ぎると、適度に処理落ちするので、結構助かります。
このあたりがNDSの処理能力の限界なのか、開発者の温情なのかは不明ですが。
とりあえず、難易度Normalでのクリアは出来ましたが、CHALLENGEは全く歯が立ちません。
また、私は特製のスタンドを使っているので、かなり楽ですが、じかに本体を持ってプレイすると、難しくなります。
http://d.hatena.ne.jp/mahotan/20050613
少なくとも、現時点の、NDSのラインナップの中で、一番絵が綺麗です。
今のところ、PSPにも、これほど出来の良いSHTは無いし、読み込みも無いので一番最高。
究極の中二病携帯ゲームソフトと言えます。
これは、熱い漢の為だけに作られたシューティングゲームです。女子供には分からない、この世界。
本作の唯一最大の欠点は、全然売れないということ。
例え素晴らしいと思っても、今の時代にSHTを作るには、作り手側も赤字を覚悟しなければならない。
実際、最近のゲーム機で作られたSHTは例外無く全て爆死、
このNanostrayを発売したMajesco社も、既に倒産状態のようです。
既に各所で米国版が輸入販売されているので、
当然、今から日本版にローカライズして売ろう等と言う、昔のSEGA並に酔狂な代理店も存在しないと思われます。
ですから、ソフト自体がある内に回収するしか無く、国産品より優先することになった。
メガドライブ系のシューター、メガドライバーには、特にお勧めできる逸品です。
SS以降のお子ちゃまセガ信者には、あまりお勧めしない。
