ツンデレや罵倒の多用は、ライターの無能を示している。

ツンデレキャラや男性を罵倒する場面という代物は、
そのままだと平坦になりがちな萌えエロシナリオに、刺激を与える為に使われます。

が、このやり方では、常に、男性の尊厳を傷つける方向に行ってしまう。

これは、物語作成の手法としては、安易かつ下手な手段で、下策中の下策です。


では、どうすれば良いか?と言うと、

常に男性キャラを立場良く描きつつ、物語に波乱を持たせるためには、
ヒロイン側を困らせれば良い。
また、フェミ婆のような悪役を出して、キーキーわめきつつ破滅する、
といった話作りをすれば、日本的な男性の人権に配慮しつつ、楽しい物語作りが可能となります。



もっとも、エロゲーメーカーの基本的なスタンスとしては、
「エロゲオタを自虐の回廊の中に閉じ込めつつ、適当に機嫌を取りながら煽って、絞れるだけ搾り取ろう」
といった考えだと思われます。

下手に自信を与えるコンテンツを増やすと、
自虐的なエロゲオタ達の目が覚めてしまい、オタグッズにお金を落としてくれなくなるからです。


これでは、短期的に儲けることは出来ても、長期的にはジリ貧になります。

自虐的な状態が続くと、エロゲオタ達の行動力や活力が減少するため、購買力も落ちるからです。
現在、そこから抜け出す人と抜け出せない人の二極化が進んでいるので、
エロゲーイベント会場を彷徨う亡者の数も、減少の一途を辿っています。


また、エロゲー業界の場合は、家庭用ゲームにおける珍天堂のような、
長期的な視野で裾野を広げようとするリーダーが不在であることも、斜陽化に拍車をかけています。
自転車操業なので、そんな余裕のあるメーカーは、どこにも無いのです。


たとえ、ラノベ系の腐女子群と合流して、一時的に栄えているように見えても、
エンゲル係数の低い偏食のオタク達は、これからバタバタと倒れて行くので、
エロゲー・ホモゲー業界のシュリンクは、不可避です。