gori氏まとめ――保守に目覚めたチャラ男

思想家の横顔シリーズ 1 gori(ゴリ)  (※続くかどうかは不明)
http://www.wafu.ne.jp/~gori/mt/


「Irregular Expression」のgori氏の、web上の著作を俯瞰して、まとめてみました。
※全て、gori氏のサイト上の文章を参照して、考察しました。


特に、'99年あたりまでの著作はお勧めで、文章の瑞々しさや話題の幅がありました。是非読みましょう。

が、最近の文章は、枯れていて、幅が無い。他山の石とせねば。



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<プロフィール>


・goriの語源は「ゴリラ」で、野性的という意味。

・九州福岡出身で首都圏在住の、単なるサラリーマン。※官邸筋等といった、政治関係者では無いようです。


・5月生まれ、現在38-39歳ぐらい。
・既婚。2000年に結婚された模様。

・実家が自営業で、自宅と事務所が隣接している家庭に育った。
・妹さんがいる(既婚)。
・食べ物の好き嫌いが全然無い。
・熱狂的では無い、TVに感化された程度の巨人ファン


・大学時代は、イベント企画サークルに所属。
・台湾やインド、米国など、海外に良く出張している。
・「ハマコー」と呼ばれる課長への不満が多い。


外国企業と最前線でやり合うという経験が、左翼的な「似非国際人」への否定に繋がる一方、
日本的な純粋性、「古き良き人情」の否定にまで、走ってしまっています。

日本人の良い所まで、潰して変えようとしてはいけない。


>縄文顔の特徴は
>1.顔が四角い(or丸い)
>2.目は二重瞼
>3.彫りが深い(ゴリ解説:要するに濃い顔)
>な〜に〜っ、それってオレの顔の特徴じゃ〜ん!!



<性格>


・一人称は「オレ」。

・話術に長けた軟派なタイプ。披露宴の司会をこなす等の、陽気な宴会部長。
・酔い潰れる描写が多く、頼まれたら嫌とは言えない、お人好しかもしれない。


・典型的なチャラ男のため、やや横柄で、真面目な男性を見下しがち。


彼は、いわゆる「チャラ男」「もて男」に分類出来る口先巧者で、
私のような、寡黙な職人気質という、大多数の日本的な男性とは、正反対の人物です。

丁寧さに欠ける言葉遣いも、「チャラ男」であることが原因です。
西又葵氏や堀江貴文氏のような姦雄タイプまでは行きませんが、方向性は同じです。



・いわゆる「ドライ」な性格は、小泉総理と似ているが、出自は正反対。
 総理の場合は、女に被害を受けた「被害者」のようだが、彼は、加害者側。

原因は、人付き合いが広過ぎる故に、他人の立場や気持ちを深く理解しようとしないところ。


具体的には、女の子を何人も乗り換えていく上で、
ごねた婦女子を切るのに手こずった経験から来ていると思われます。

物事は何でも、数をこなして行くと、自分にとっては新鮮味の無い流れ作業になりますが、
相手にとっては、必ずしもそうでは無いのです。


但し、このあたりは、チャラ男に喜んで引っ掛かる女側にも罪があるので、婦人の意識改革の方が重要です。



ドライな合理主義は、「自分が上手く行っているのは、全て自分の力だ」という、
自信を超えた過信の現われでもあります。

一度でも「本当の苦境」に陥ったことが無いことが、原因かもしれません。
官僚出身の小泉総理や、官僚候補達にも通じます。



こうした「弱者切捨て」的な考え方の問題点は、

・完全に公平な能力評価は不可能だということ。
・個人の能力を充分に引き出せる環境設定の無いまま切り捨てられることは、不公平だということ。

・正当な能力が発現するか否かは「運」によるところが大きい、ということ。
・女は「女であること」自体が強力な武器になる為、現在の日本社会は、男性に圧倒的不利な環境であること。

などです。

彼のように、運を実力と勘違いしている人は数多く、他人に対してドライになりがちです。

だから、私のような普通の日本的な男性の視点で物を見られるように、努力しなければならない。



<ネット・コンテンツ>


・最古の記録は、1997.5.27。私よりネット歴が一年強長い。


・ネット上での情報収集はあまり行わず、思い付いたことを脊髄反射的に垂れ流しているだけ。
 考察や推敲も、あまりしていないようだ。
・基本的に書き捨て放置型。

・2001年5月あたりから小泉総理に傾倒、プライベートの記述が減り、只の民主党叩きサイトになった。
 「出口調査民主党」という運動を流行らせた。

>このままじゃ無趣味なお父さん一直線だよ。マズイねぇ。


・「ソースロンダリング」という造語を編み出し、自分に都合の悪い、あらゆる推測や推論を封じた。
 西尾幹二という著名人につっかかることで、サヨクの煽りによる追い風も受け、
 更なる売名に成功した。



・全体としては、軽度の中二病ソニーおたく(VAIO信者)。イメージに踊らされやすいタイプの典型。

>家電品としてパソコンを使う限りはソニーはオレの期待を裏切らない、そんな確信めいたものが有る。


・テレビゲームや、おたく的な物・嗜好に対して、差別的な感情を持っているようだ。

> やってるよ、ファイナルファンタジー。まだ1枚目だけどね。
>
>あのゲームをやって現時点の感想
>「世のモテナイクン達が喜びそうな女性キャラ勢揃い!」


・日記に出てくるゲーム……「ビートマニア」「ゼノギアス」「FF8」「俺の屍を超えていけ」
 「どこでもいっしょ」 「バーチャロン(DC)」「鬼武者



・TVドラマ好きなど、ギャル男的な話題を取り上げることも多い。


・レゲエが好きらしい。


>夏の定番ソング

>ANTONIO CARLOS JOBIM 「AGUAS DE MARCO
>SHAGGY 「OH CAROLINA」
>PETE ROCK & C.L.SMOOTH 「ALL THE PLACES」
>DAVID BYRNE 「MISS AMERICA」
>CJ LEWIS 「LAST NIGHT」
>SANTANA 「OYE COMO VA」
>SADE 「PARADISE(RONIN REMIX)」from the remix deluxe
>BOB MARLEY 「WAITING IN VAIN」

>しかし、しかしながら、オレの「輝け!夏の定番ソングNO.1」はなんと
>スチャダラパーサマージャム’95」



<恋愛観・男女観>


・男女観が、左翼フェミ婆のフリーセックス思想に近いので、保守の考え方との矛盾を抱えている。

・但し、基本的に悪人では無いようで、二股三股等の記述は無い。
・また、距離感が取れず何でも女に譲ってしまうタイプのオタク男と違い、
 男の本音をある程度主張している。(※結婚前)
・「男・女性」表記を使ってしまっている。


こういう、個人主義の自信家は、サヨフェミ煽動に腰砕けしやすい。


・「日本的護送船団方式に通じる閉塞性と競争原理の無視を感じる」など、
 日本的な物や嗜好が、あまり好きでは無いようだ。

日本的な嗜好や性格を否定しつつ国防だけを考えると、ウヨフェミになります。


保守に目覚めたチャラ男が拠り所とするには、
小泉総理あたりが、恰好の存在で、丁度良かったのでしょう。

対照的に西尾氏は、頑迷なほど糞真面目なタイプで、この部分は、謎工に似ている。



・売春に関しては「積極的に肯定はしない」


藤原紀香が好きらしい
・松島菜々子が好きらしい
広末涼子が嫌いらしい

・「オレの女の好みは髪の毛が長くて、目は切れ長で、オッパイの大きい娘です」

日本的な婦人像から離れています。中二病的に欧米洗脳されているようです。



>オレの仲間内では、付き合っていた女性と鬼のような酷い別れ方をする事を
>略して「鬼する」(←そのまんまや!)と呼んでいるが、
>かく言うオレも実際「鬼した」経験は多々有る。



>オレは風俗はそんなに好きではないです。
>つーか友達と遊んでいてノリでキャバクラにたまーーーーーに行くくらいで、
>あとは生まれてこの方ソープ1回、ファッションヘルス1回しか行った事ないです。



>オレは昔から彼女以外の女とHできない。
>つーか、した場合は即本気なって新しい方に乗り換えていた。
>だからそういうのは浮気と言うより
>彼女の入れ替え時におけるフェードアウトとフェードインの重複部分。



>オレの「浮気をしない」なんてのは、別に彼女を想っての事じゃなく
>ただ単に出来ない性格なだけだから全然エラクも何とも無い。
>どちらかというと自分のストイックさに酔って
>浮気をしない見返りを彼女に対して知らず知らずのうちに期待さえしているかもしれない。

>結論:浮気をしないからって良い彼氏(旦那)という訳じゃない。

>特に浮気が性格的に出来ない奴ほど肝に銘じておいたほうがいい。
>だって、浮気をしない事は本人にとってなんの努力も必要としないのだから。

これは酷い。「バレなければ何をやっても良い。犯罪をやっても良い」と言っているのと同じ。



> オレが昨日からファンになった17歳のタレントがいる。
>彼女の上昇志向と一点の曇りも無い目的意識には舌を巻いた。
>「そういう連中はスッパリ切りました。私はそんな安い女じゃない」

フェミニズム型の自我拡大女を、褒め称えています。
こうした、自信過剰タイプの人間を好むところにも、正しい保守との乖離が見られます。
goriのような論者は、いわゆる「ウヨフェミの尖兵・番犬」として使い易いのではないか。



<その他>



>合コン幹事MAXの法則と言うのがある。
>合コンを企画すると、ほぼ90%の確率で、幹事の女が一番可愛いくて残りは雑魚、
>場合によってはざこばヅラの女が来ることすらある。



>昔からそうなんだが、人の話とかを最後まで聞かずに分かったような気になる。
>分かったような気になると、もう他の事に興味の対象が移っちゃうから、
>話を最後まで聞き続けるのが苦痛になってしまう。
>良く言えば「要領が良い、飲み込みが早い」なんだろうが、
>「実は凄くオレって浅はかな人間かも」と心配になる。



>ここ10年ほどドラッグをやっている。
>でも、はした金で手に入るのは純度の低い粗悪品の申し訳程度のハイだ。



1999.12.15.
>「全員に返信」ボタンを押すとズラズラズラズラとCC欄に見た事も無いメールアドレスが

>CC: XXXXXXX@exx.dentsu.co.jp
>CC: XXXXXX@XsX.dentsu.co.jp
>CC: XXXXXXXX@dentsu.co.jp
>CC: XXXXXXX@jp.ibm.com
>CC: XXXXXXX@dentsu.co.jp
>CC: XXXXXXXXXX@tokiomarine.co.jp
>CC: XXXXXX@XXX.dentsu.co.jp
>CC: XXXXXXX@XXq.dentsu.co.jp
>CC: XXXXXX@XXrX.tbs.co.jp
>CC: XXXXXX@XXX.dentsu.co.jp
>CC: XXXXXXX@XiX.sony.co.jp
>CC: XXXXXXXX@XXc.sony.co.jp
>CC: XXXXXXX@dentsu.co.jp

>http://www.wafu.ne.jp/~gori/geo/roba-66.html

gori氏も、上記に類する会社にいるのかもしれません。



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gori氏のようなタイプの人間は、決して多数派にはなれません。

彼のように、話術やバイタリティーを持っていて、
女の子を次々と乗り換えられるような男性が、全体から見れば常に少数である以上、
氏の弱者を罵倒する論法の限界に、いつか皆気付くことでしょう。