互換性神話は続くのか?

http://homepage3.nifty.com/TAKU64/contents/r_Launch.htm

上記のサイトは、私の古いリンク倉庫にあったので結構古株ですが、
やはり後追い系中二病に過ぎない記述が、随所に伺えます。
にわか小泉信者を思わせる箇所もあります。

イメージ戦略や利益率、価格設定等、他の要素を全て無視して、
「互換性があるからPS3の勝ち」と言うのは、只の暴論でしかありません。


互換性が決め手になる為に必要な条件は、
「前世代のゲームに、繰り返しプレイされるほど魅力的なものが多い」
ことです。

この点、最近のソニー系のゲームは稼働率が低く、一回終えたら不燃ゴミのソフトが殆どなので、
今回、「互換性」が、買い替え需要を見込めるほどの力になるとは、思えません。

逆に、TVゲームが全世代的であった頃の、手軽な感覚のROMゲームの良さが、これから若年層に波及して、
重厚長大路線と置き換わる可能性の方が高いと言えます。


インターフェースのみで勝敗を論じるのも、どうかと思いますが。
http://blog.livedoor.jp/wiii_pat/archives/50181941.html



また、既存の支配者から政権を奪う為には、「正当性」も必要です。
PS1は、SFCからシェアを奪うために、3Dだけで無く、
流通改革やソフトの値下げなどの「エセ改革」を掲げ、
任天堂を絶対悪として宣伝し、開発者やユーザーを騙すことで政権交代に成功しました。

これは小泉のエセ改革とも共通した、イメージ戦略です。


現在、岩田任天堂が行っている、レボの正当性を訴えるイメージ戦略は、
「従来の映画ゲーム路線が破綻している」
「誰もが同じスタートラインに立てる玩具路線への回帰を」
といったものです。
これを岩田社長は、馬鹿のひとつ覚えのように、繰り返し主張しています。

小泉イメージ戦略と同じ手法を使っていますが、こちらの改革は中身が伴っています。