涼元悠一先生が、フリーになっていた。

http://suzumoto.jp/d0601.htm

正直に言って、涼元氏の文章は、エロゲーには向いていません。
量産型萌えエロゲーのシナリオがジャンクフードだとすると、涼元氏は懐石料理です。


そして、エロゲオタの主食は、ジャンクフードです。


1キロバイト1000円と言われる金額に見合った、誤字入りのだらしない文章で、勿論推敲などしない。
2ちゃん風の顔文字を時折入れれば、尚良い。
ガンダム、銀英伝北斗の拳といった、定番のネタも欠かせません。
個人的には「グオゴゴゴ」「ギャアーッ」を入れて欲しいところです。

脳トレ流に言えば、「脳のおやつ」である「ゲーム」には、ある程度くだけた文章が合う、と言えそう。


どちらかと言うと、腐女子向けにも思えますが、
その場合は、もっと電波や刺激が入った垂れ流し調のエセ文学でなければならない。
ただ、几帳面な方のようなので、垂れ流しは潔しとしないでしょう。


ロミオ氏が無心で機械的にキーボードを叩けば、80点の良作が生まれる。
エロゲーの文章とは、そういう物なのではないかと思います。
きのこ文学は、さしずめ食べ放題の回転寿司というところか(青年期の食欲を満たす物)。


いずれにせよ、涼元氏の文章は、エロゲーに使うには高級過ぎます。
今のエロゲーのようなニッチな市場では無く、もっと普通の人の目に多く触れる機会があれば……
とも思えます。