神保町へ行く。三社祭をしていた。
ネットが普及して以来、神保町の存在価値は、致命的に低くなっている。


ネット保守の若侍達が軽快に疾駆する間、
神保町系のくたびれたオヤジ達は、埃だらけの店や書斎で、時代遅れの瑣末なアジ本と格闘している。
良書は一握りも無いのだから、ネットの読み書きのスピードが速い方が有利なことは自明だ。

そんなことが分かっていながら、それでも20年前から見慣れた風景を眺めながら歩いてしまうのだ。