つくる会内紛――諸君の5月号と8月号が、手に入った。


『八木君には「戦う保守」の気概が無い』西尾幹二

>「ボクちゃんはイジメられたけど正しかったんだよぉ」と訴えている

匿名で煽る感覚のまま、雑誌に書いてしまうのは、どうでしょうか。
こんな言い回しを行う西尾先生の方が、幼稚に見えます。


>「私に対してふてぶてしくなり」「あっと驚く非礼があり」

具体的に何があったのか、書かれていなません。
抽象的な言い回しの場合、創作の可能性が高い。


>「要するに八木氏は思想的にどっちつかずで」

「八木先生は、中庸でバランスが良く、幅広い保守人を繋ぐことが出来る、稀有な逸材である」
と、西尾先生自身が、書かれていました。

極端な人間では、大きな組織を率いることも、支持を広げることも、出来ません。
以前西尾先生が、保守の広がりに限界を感じている、といったことを言われましたが、
それはそのまま、民意からかけ離れた極端な立ち位置に固執する、
「思想家西尾幹二の限界」を示していたのです。


あとは、日録を要約したような、下品な文が続いていました。



コバンザメの藤岡信勝先生は、「ふざけるな!」FAXを送り、
3/10に八木氏の自宅に謝罪に行ったことを、文中で認めていました。





『「つくる会」――内紛の一部始終』西岡治秀 (真部栄一氏と言われる)

「覆水を盆に返す」という、調整型の結論になっています。
真部氏と言われる方の文章は、特に誰の肩も持っていませんし、極めて中立に近いです。

今見返すと、この最初に出版された文章が、一番出来が良いように見えます。


>「杉並区での採択決定の際に、反対派に対抗して、採択賛成派の市民を動員したのは
>藤岡氏の手腕によるもので、それを評価する向きもあるが」

2ちゃんねらー達を躍らせたのは、藤岡信勝先生だったのでしょうか。

元々杉並は、市長が良識派で、松浦区議の地盤でもあるので、
2ちゃんねらー達が踊らなくても、似たような結果になっていたと思われます。

より重要なことは、地域の要職に良識派を送り込むか、あるいは、説得して啓蒙することで、
サヨク活動家と同じように下品に騒ぐことが、必ずしもプラスになるとは、個人的には思えません。

そうした採択戦の総括や分析を行うことなく、藤岡氏や配下の東京支部の面々は、
宮崎氏1人に全責任を押し付けるべく、工作を続けました。今も続いています。