首都圏中心の保守運動の問題点

女子高生が表紙の『教科書改善宣言!』(教科書改善の会)。

今回目に止まったのは、中西輝政先生のコラムでした。
内容は、シンポジウムでの発言と大体同じです。


>私は関西に身を置く者として、つねづね何につけ「東京発」の動きには不信感を持っている。
>「東京中心性」こそ大きな問題点だったように見える。


http://tadasukai.blog58.fc2.com/blog-entry-23.html

>すると、いきなり最初の理事会で、西尾幹二氏は私の面前で、こう発言したのである。
>「地方の理事は、交通費がかかるから、いらないんだよね」。
>その時、出席していた「地方の理事」は、私一人であった。
>忙しい本務の合間をぬって、四時間もかけて私が会議に出席していることを知っていながら、
>最初の言葉が、なんとそれである。

>ふつうは「遠いところ、どうも…」の一言くらいはありそうなものであるが、
>そんな言葉は、昔からいる理事の誰からも、ついに一言も発せられなかった。
>すでに私はその時、「なんか、お呼びじゃないみたいだし、理事とか…引き受けるんじゃなかったなぁ」
>と後悔したものである。


つくる会」に限らず、地方の人が、首都圏での会合やイベントに参加するには、大変な負担がかかるので、
必然的に、地の利を得ている首都圏在住者が、多く動員され、物事を主導的に進めることになります。


例えば、昔、私は、地方の人に頼まれて、特典付きのエロゲー秋葉原に買いに行っていました。
コミケ等で頼まれ物を買っていたこともあります。

イベントに来れない人には、現地で動く人の状態が分かりませんし、
首都圏の人には、遠隔地にいて動けない人の気持ちが分かりません。

だからこそ、お互いの立場を思いやることが、必要になります。


「中古ゲームと歩むユーザーの会」の時も、地方在住の幹部の代わりに現場で動きましたが、
一番気をかけたことは、離れた所にいる人との意思の疎通です。

ですから私は、遠隔地から出てくる人がいる場合、多少無理をしても動くことがあります。