『正論 5月号』「操舵室から」上島編集長の苦しいコメント


快進撃を続けている自称保守雑誌『WiLL』と較べると

・紙の質が悪く、誌面が暗い。文字も小さく読みにくい。
・コンテンツ関係の柔らかい記事が少ない。
・「思い切った誌面の運用」が無い(『WiLL』は何故か毎月「総力特集」を行っています)

結論は「WiLLは過激で面白い。正論はつまらない」となります。


副作用もあるものの、花田紀凱氏や西村幸祐氏は、
(実年齢ではなく、精神的に)若い層への食い込みを図られています。
それに対して、『正論』は、質は高いものの、娯楽性は低い論文が並んでいます。


加えて、執筆者や読者の数が増えていないにも拘らず
保守系の雑誌や会報が乱立している、ということもあるでしょう。
互いに執筆者も被っているので、内容も似て来ます。

斬新な切り口も無く、単なる「お山の大将気取り」や「保守商売」の「主催者」が増えただけなので、
暫くは、執筆者の数と質に見合った雑誌数になるように、
淘汰されて行くのではないでしょうか。


『正論』については、いたずらに若い層に媚びるのは間違いで、
主要なお客様である「リタイヤした高齢者」へのサービスを、
変わらず最優先に行うべきでしょう。

何故なら、元々、若い人は、政治にお金を出さないからです。

理由は
・お年寄りと比べて、自由になるお金が無い。
・お金を使う優先度がある――自分のスキルアップ>娯楽>その他

つまり、政治や論壇誌(等による愛国投資)は、本来、
他に生き甲斐や楽しみが無い御年寄りの為の娯楽なのです。