『「教育における体罰を考える」シンポジウム』に、行きました。


>日時: 6月26日(金)18:00会場 18:30〜21:30
>場所: 六本木ヒルズ ハリウッド大学院大学 ハリウッドホール
>内容: 第一部 対談 「教育における体罰について」
>     東京都知事 石原慎太郎氏 VS ジャーナリスト 櫻井よしこ
>
>     第二部 パネルディスカッション 「教育に体罰は必要か?」
>     パネリスト  小林正   (元参議院議員、教育評論家)
>            高橋史朗  (明星大学教授)
>            田久保忠衛 (外交評論家)
>            佐山サトル (初代タイガーマスク
>            村松英子  (女優・随筆家)
>            南出喜久治 (弁護士)
>            西村幸祐  (ジャーナリスト、作家、評論家)
>            鈴木信行  (維新政党・新風 幹事長)
>            光永勇   (全国勝手連合会 会長)
>
>総合司会: 水島総 (日本文化チャンネル桜 代表取締役社長)

>【連絡】教育における体罰条項を考える会
>【備考】http://ktkk.s349.xrea.com/


スタッフが非常に多く、新風の方々が手伝われていました。
会場時間には、ほぼ満員でした。私服の若い人が多い印象を受けました。
撮影と録画は禁止でした。



第一部 対談「教育における体罰について」より抜粋


石原慎太郎氏(東京都知事
こんな会をやるのは遅過ぎた。昔を偲ぶセンチメントに浸っている余裕は無い。
国家が体罰を受けたらいい。そうしないとこの国はシャキッとしない。
(※例えば、北朝鮮のミサイルが本土をかすめてくれたら国民意識が変わる、といった意味)
戸塚さんの後援会の会長をしている。彼の言うことは全て正しい。

以前、(議員仲間と共に)奉仕労働を義務化しようとした。
高坂正尭氏が反対した。ファッショに通じると。
体罰という言葉を出せば、大変な抵抗に遭う。
戸塚さんによって再生された子供達と会った時、一緒に会った親の方が駄目だと感じた。
子供の方がしっかりしている。

小沢一郎が、米国の言うことを一番聞いた。
湾岸戦争で日本が出した130億円のキックバックを、小沢が貰っている。
IT文化も良し悪しがあって、大脳に知識は集まっているが、幹が細い。
他者とのフリクション(衝突)に耐えられない人が増えた。
最近の若い人は情報を集め過ぎて自分で考えない、と宮台真司が言っていた。
例えば、好きな異性がいても、自分と相手のレベルを冷静に見て、すぐに諦めの判断をする人が増えた。
思い込みや勘違いが無くなった。が、それではときめきが無い。


桜井よしこ氏(ジャーナリスト) 
いかに敗北に直面して、それをどうやって乗り越えるか、
ということが、今の子供には教えられていない。
例えば父親が、圧倒的な力で子供を抑えることも必要。今は人気取りをしている。
誇り高く敗れた人が、誇り高く復活出来る。
自民党には立派に敗北して欲しい。そうすれば必ず再生する。



第2部(約1時間)より抜粋


小林正氏(元参議院議員、教育評論家)
昨年、教師が生徒に暴力を振るわれた数は、6959件。小学生による暴力が激増している。

南出喜久治氏(弁護士)
平成12年に、児童虐待防止法が出来たので、家庭では体罰が全面禁止されている。
体罰と称して児相が子供を拉致していく。年間4万件のうち、酷い虐待は1%。
子供を一人拉致すると、ひと月三十数万円の報奨金が出る。
児相こそ家庭崩壊の元凶。
(DV冤罪と児童相談所による子供拉致の話が主でした。オランダの話も出てきました)

西村幸祐氏(作家・評論家・ジャーナリスト)
(南出弁護士の話を受けて)元凶は法務省。官僚が日本社会を破壊している。
NHKの「JAPANデビュー」が、大問題になっている。
台湾の年寄りには、(日本人の年寄りよりも)戦前の日本らしさが残っている。
NHKのディレクターが、台湾をかけずり回って、抗議文書を出す人々に泣き付いている。



親学の初歩的な内容に触れる話が多かったように思えます。
石原都知事は、政局の話をしたがっていたようでした。

第二部は、集まった方々が、それぞれの意見を述べているという印象でした。
設立の経緯はともかく、この会は、戸塚宏先生の思想に共鳴した人々が
各方面から集まっているように見受けられました。