藤岡信勝氏が中村粲先生に敗れた「南京」論争

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藤岡信勝研究」管理人氏は、田中正明先生に教わったことがあるようです。
私は歴史には疎いので良く分かりませんが、
藤岡氏が登壇されたシンポジウムを一度だけ拝聴した印象のみで無責任に推測すると、
藤岡氏は南京での日本軍による処断数を「ゼロ」と考えられているのではないでしょうか。


↓最後に重要なことが書かれています。

>「会場から強い共感の拍手がわき起こつた」と氏は御満悦だが(二八六頁)、
>威勢のいい発言の際に起りがちの、無自覚で空虚な拍手と私は聞いた。

今でも、保守陣営では、集会やデモで聴衆に耳当たりの良いことを言った人や、
国会などで勇ましい発言をした人を
「無思慮・無分別に褒め称える」という、あまり良くない習慣があります。

この悪習が高じると、全ての保守人が不都合な情報から目をそむけ、
都合の良い話だけを信じるようになります。
その結果ガセネタに飛びついて右往左往する、ということが少なくないようです。

これはネット右翼や保守人特有ではなく、一般大衆も等しく持っている性質なのでしょう。
特に、「ひとつの思想や主義主張などで団結している勢力」の底辺層の人々ほど、
物の理屈を自分で考えることを放棄してしまうのでしょう。



>藤岡信勝氏は、批判は文章に対して行うべきで話し言葉を取り上げてはいけないと書いている。
>私的な会話もシンポジウムや会議、記者会見などでの発言も不正確だから
>批判の対象にしてはならないというのだ。しかし、周知の通り、
>藤岡氏は他人の口頭での発言を随分批判してきた。
>「新しい歴史教科書をつくる会」の内紛でもそういうことがあった。
>藤岡氏に発言を批判された人は『正論』平成11年3月号を突き付けて、
>「批判するなら、責任をもって書いた文章に対してしてくれ」と反論したほうがい。

そもそも民事訴訟の理由になった出来事が、
「八木先生が知り合いの公安に確認した話を、親しい人数人に話した」
ことでした。
もちろん藤岡氏は「『諸君』の八木論文に書かれている(だから我々はその文章を批判している)」
と反論するでしょう。