≪なぜ売れない?新・誤算の研究 ニンテンドー3DS(任天堂)≫

○災害に弱いライトユーザー、ソニー系コアユーザーは大災害に強かった。

○躍進するモンハンポータブル、ドラクエを倒しポケモンに迫る。
ポケモン最新作も値崩れ・失速、任天堂の「打ち出の小槌」が鈍り始めた。

3DS設計失敗は、DS時の「山内溥負の遺産」が原因だった。

DSの2画面構成が足を引っ張る。上画面のサイズが3.8インチ止まりに終わった。
このサイズはPSPgoと同じなので、goのスペックを見て油断した任天堂開発者が「このサイズで充分」
と考えたのかもしれない。その結果3DSの画面の「見栄え」は、初代PSP以下になった。

○「嵐パーティー」タレントフル稼働の中身の無いCMは「ゲーム蔑視」
DS初期に奏功した宣伝戦術が陳腐化し、
タレントのギャラの分だけコストセンターと化しつつある。

○「高過ぎる本体価格」と「ライトユーザー狙いの戦術」のミスマッチ。
ライト層をターゲットにするなら本体価格を安く設定すべきだった。
その結果、「嵐」に宣伝をさせて、「nintendogs」を「コア層」に売りつけるという、トンデモ戦術になった。


この「立ち上げ失敗例」は、ゲーム史に残る教訓になるだろう。
災害に関係の無い海外でも爆死したと言われるニンテンドー3DS
3D液晶が「アクション系のゲーム」に致命的に不向きなことが判明した現在、
手堅い性能向上で迫って来る大画面高性能NGPに対抗する手段はあるのか。
岩田社長に残された時間は少ない。



ニンテンドー3DS、国内での販売台数は予定の半分程度
http://www.inside-games.jp/article/2011/04/08/48394.html


3DSがDSの立ち上げ時よりも売れていない理由
http://allabout.co.jp/gm/gc/378508/


3DSの米国初週は39万台に留まる(NPD、DS初週は48万台)
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=amq9B4hdOBiY


頼みの綱の欧州市場で大爆死、たったの30万台。
http://www.inside-games.jp/article/2011/04/03/48252.html


今回のソフトラインナップや本体カラー等の設定(日本人好みの「白」が無い)は、
海外特に欧州市場での立ち上がりを重視したものです。
それでこの台数では、話になりません。