英国が人権思想に蝕まれる原因は「平和ボケ」

英政府、王位継承法の見直し開始 「差別」是正にらみ
http://www.cnn.co.jp/fringe/30002466.html

今日、日本よりひと足先に、英国の王朝が崩壊の危機を迎えました。
今後日本国内でも間違いなく、英国王室を利用した女系煽動が行われるでしょう。

女系継承が起こればそれは王朝交代を意味し、
国家の格がガタ落ちすることは、有識者には周知の事実です。
原因は、人権思想に冒されたイギリス国民の質の低下にあります。


今回は、何故こういうことが起きるのかを、
地政学的な見地から考察して見ましょう。


英国は、日本と同じく島国です。
島国なので、他国の侵略を直接受ける事が無く、
千年以上平和の中にまどろんでいます。
ナポレオンやヒトラーなどの強大な敵を阻んだのは、
軍事力では無くドーヴァー海峡です。
若しフランスと陸続きだったら、英国という国家は、
大陸の強大な陸軍によって壊滅し、どこかの時点で消滅していたでしょう。

島国で陸地が少ないため、
伝統的に海軍が強いところも日本と同じです。
海軍が強いので外国に侵略し、
植民地から多額の金や奴隷を巻き上げていました。
しかし米国に負けて小国に転落してからは、
緩やかな衰退を続けています。

また、女性権力者を過剰に賛美するところも、日本と似ています。
本格的な侵略を受けることが無いので、
女性が指導層にいても差し支えなかったことが原因です。
サッチャーの時代も、対戦相手は格下の破産貧乏国であるアルゼンチンでした。

安全かつ富裕な国では、音楽が盛んになります。
音楽が盛んな国は、その分だけリベラル化、左傾化が強まります。
英国は世界一の音楽先進国で、
数々の左翼ミュージシャンを生み出しています。
しかし現在は音楽も衰退し、財政も厳しくボロボロになっています。

かつて栄華を誇り贅沢三昧をして、
現在緩やかに衰退しつつある島国先進国、
という点で、英国と日本は共通しています。
歴史の流れとしては、日本は英国と同じ道を、少し後れて辿っています。

(かつて搾取した地域に対する)無形の贖罪意識、
侵略されたことが無い故の危機感の欠如(平和ボケ)、
(他の地域の犠牲によって築いた)昔の栄華を取り戻すことの出来ない厭世感……
などが、女権拡大の主な原因です。

じわじわと移民に人口侵略されるか、
どこかの時点で気付いて男権再生が出来るのか、
それとも軍事侵略で一気に滅びるのか。
転落する英国の未来図は明日の日本への示唆になります。