今期は体感的に、前期までの倍近い数のアニメが流れているように感じます。膨大な量です。
あまりに似たような作品を乱発していると、
遠からずアタリショックのような状況に陥るかもしれません。
「エウレカセブンＡＯ」
今のところは、ベテラン會川昇氏によるシナリオが素晴らしい。
エヴァというよりナデシコに近い。
最近のロボットアニメにある不満が大体解消している。
「這いよれ！ニャル子さん」
「ベタデレ」という新属性用語を生んだ。
ヒロインキャラが年増の上に化け物な所が若干のマイナス。
予算が少なそうな中、頑張っている所も、好感が持てる。
孫正義氏は、太陽電池などより先ず「ニャル子さん」に投資すべきだろう。
「氷菓」
京アニと角川の威信がかかった勝負作。
地味ながら隙が無くテンポも良く、万人の鑑賞に耐え得る作品。
欠点は、「あの夏」と同じく新鮮味が薄いこと。
失敗が許されない状況のせいか、キャラクターその他が最大公約数的な作りになっている。
特にメインヒロインは、けいおんキャラを全部足して平均化したような印象だ。
○次点
「あっちこっち」
劣化Ａチャンネルという言葉で片付けるのは忍びない。
正統派のボーイミーツガール物は応援したいところだが、ヒロインの怪力設定は不要だった。
「戦国コレクション」
安っぽい作品だが、一話完結で、意外と面白い。登場キャラクターによって出来に波がある。
個人的には、「家康ちゃん」「卜伝ちゃん」「芭蕉ちゃん」といったロリキャラがメインの話が特に良かった。
