最近ヘビーローテーションで聞いているのは、このＣＤです。
タイトル曲は、この企画には勿体無いほど出来が良い。
ドライヴ感溢れるイントロに続くメロディーは、伝統的なPPPHの文法で書かれている。
そこを抜けた後に来るのは、哀愁漂うマイナー調のコーラスへの展開で、
燃えと萌えと開放感を同時に表現している。
コンサート会場であれば、サビの「魔女っ娘魔女っ娘ミラクるん」は、
大勢で大合唱したくなるフレーズである。
カップリング曲は両Ａ面と言っても良いクオリティで、疾走感に溢れている。
こちらのサビのフレーズ「ぴゅあぴゅあ」はスケールが大きく、
スタジアム級の箱で振られる無数のサイリウムが頭に浮かぶ。
このように、楽曲はバッキンガムに並んだかそれ以上の出来であり、
キャラソンの楽曲群が平均化・低迷する中、
ゆるゆり史上最高傑作のCDシングルになったことは疑いない。
両曲ともリズムパートの打ち込みが非常に凝っていて、
適切なBPM共々、身体を動かすことを意識した作りになっている。
楽曲と同じぐらい感心したのがボーカルで、非常に聴きやすい。
曰く付きの人だが実力はそれを補って余りあるように思える。
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