今敢えて言う――「ひだまりスケッチ」は、つまらない上にあざとい凡作。


実は、数年前にカレンダー付きの単行本を買って、
ひだまりスケッチの原作を本格的に集めようかと思った時期がありましたが、
中身があまりにつまらなかったので止めました。
ねこねこソフトのチラシに載っていた4コマ漫画がつまらなかったので予想は出来たが)

今でも単行本を見返すことがある「ゆるゆり」とは、大変な落差です。
個人的には、この2作品を同一視されることには、かなりの違和感があります。



まず内容は、極限まで味を薄めた「おかゆ」のような代物です。
これは、多忙で疲労した社会人や現代人が吸収しやすく癒しになるように、そうなったのでしょう。
つまり、質アニメは多忙な社会人には向かない。
アニメに多くの金を出せるのは社会人の視聴者なので、この判断は商業的には正しい。


絵は、止め絵が多い。
動画に労力を割く分を削れば、その分、一枚一枚の質を高めることが出来て、
静止画をキャプチャするにも都合が良い。
キャプチャした画像を方々に貼り付けて(ステマも含む)宣伝する用途にも向いている。

また、風呂場のシーンが多い。
穴埋めの為にオリジナルの話を作っても、出来が悪く袋叩きになる可能性が高い。ならば、
風呂や水着など露出の高いシーンを垂れ流した方が、合理的で視聴者の為にもなる。