任天堂は「ビジネスモデル30年周期」の波に呑まれて消えるのか?


通常、一つのビジネスモデルが通用するのは30年が限度と云われています。
家庭用ゲーム機市場の始まりから30年。


そして今パラダイムは転換した。
TVゲーム市場は既に、幼児や子供の占有物では無く、
ヤングアダルト層を中心にして同心円状に波及する形態に転換しました。


また、ゲームがサブカルコンテンツの中心だった時代も終わりました。
現在は、広告媒体としてのアニメや動画を入口に、音楽やゲームなどの関連商品群が脇を固め、
その中心に位置するのは、イベントやコンサート等の「お祭り」です。


かつて山内氏がTVゲーム市場を支配した時代のビジネスモデルは、30年を過ぎて、
最早市場では通用しなくなってきています。
残された任天堂社員達は、「伝統芸能化したビジネスモデル」に固執するのか、
それとも、次の30年を築くスタイルに乗れるのか。


そもそも、子供向けと銘打ってゲームを作ろうとすること自体、子供を馬鹿にしているのではないか?
昔なら、「少々ませた読書家の子供」は、大人向けの書物を読み漁っていました。
それと同じで、子供にも大人と同じ作品を与えればいいのです。
もっと言えば、「発達段階を考慮した表現規制」なども、一神教の風土が作った人権意識の過剰な暴走に
過ぎない(成功した多神教文明国家である日本にとっては有害無益である)……とも言えます。
規制の無かった江戸時代の方が、現在よりも優秀な人間を育む土壌があった、とも言えるのではないか。



任天堂でいえば、今の娯楽ビジネスは僕一代で十分だと思う。
>だから好きにやらしてもらっている。次の社長は僕の路線を引き継ぐ必要はない。
>次の社長の個性で会社を経営すればいいんです。その結果、会社が傾き、株が紙クズ同然>になってもいいんですよ。


岩田「任天堂全体で山内さんの魂を引き継いで参ります」
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任天堂の相続者達には、山内氏の本心が伝わっていないのかもしれません。
第三第四の創業を行うだけのバイタリティーが無ければ、いずれ
お子ちゃま向け市場の維持さえ出来なくなるでしょう。