ソニーが無駄なVAIO事業を切り捨て、総合エンタメ企業として世界支配へ。


2013年度 第3四半期 業績説明会
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/info/presen/

PCのようなWintelに支配された斜陽ジャンルを切って、XperiaPS4で全ての娯楽を網羅する目論みか。

これらによりソニーの企業規模は一時的に半減するものの、余計な物を捨て、
映像技術を核にしてサブカルの全てを支配する方向へ舵を切った。

任天堂だけで無く、ユニバーサル、ディズニー、角川など、
各分野エンタメ企業は肥大化したソニーに各個撃破され併呑されるかもしれない。



これは、一種の「インフラの元締め」への移行である。

元々ソニーは、他の電機メーカーとは違い官公庁との癒着が無いため、
常に新分野や新技術を開拓するしか生きる術が無かった。その為「モルモット」と揶揄されていた。

だが今、平井ソニーは、携帯電話や電気、水道、ガスといった「インフラ的な部分」を押さえ、
完全支配することで恒久的な富を得る、という方向に変わった。

具体的には、若者向けコンテンツ市場を完全支配し聖域化することで、任天堂やMSなど他社の侵入を阻み、
利益および「若者の感性・頭脳・アイデア」を独占する方向にシフトしている。
(現実にマイクロソフトは、日本のサブカルコンテンツ分野からは完全に叩き出された)

日本国内でその役割を果たすのが、コンテンツの中心となる「祭り」
東京ゲームショー」「コミックマーケット」「AnimeJapan」の3つを頂点とした
無数のイベントやコンサート等である。
それらのイベントを中心に、音楽、ゲーム、アニメ、各種関連商品が派生的に市場を作り広げる。
いずれも情報能力の高い客層が主導する分野なので、他の層への広がりも期待出来る。


既にソニーは全世界の「ゲーム村社会」および「音楽村社会」
日本の「アニメ村社会」の大部分を支配下に置いている。
これらの村社会は、原発や戦車にも劣らない巨大な利権となるだろう。