ナイフ収集家の舛添要一さん(66歳)が話題に


世代が近くて保守っぽく、TV出演もしている国際政治学者ということで、どうしても、
中西輝政名誉教授(67歳)と比較したくなってしまいます。


理知的かつ堂々と展開される持論の中の一部に安倍政権批判に繋がる内容が入った人と、
目先の金や票に目が眩んで自民や安倍氏に砂をかけている人とでは、

一見同じ「反安倍勢力」に見えても、その内容は全く違います。
変な人達とひと括りにされる危険性があるから、安倍批判は非常に難しい。



たまたま手元に一冊あったので、前書きだけ読みかじってみました。
(『舛添要一のこれが世界の読み方だ』PHP)


「私が分析の枠組み作りに最も活用したのは、歴史である。
歴史とは人間の営みの記録である。
それが人間の行動を解説する秀れた教科書であることは言うまでもない」


特に経済に重点を置き、情報リテラシー地政学などを土台に堂々たる論を展開している、
25年経った現在でも充分通用する内容に思えます。

今も続く日本の与党と野党の馴れ合い体質への批判は、
中央から金を貰うことに腐心する地方自治体=日本国民全員にも向けられていました。

216p
「拝金主義者が世界から尊敬されるはずがない。
戦後の日本人の生きざまを反省するときが来ているようである」


何故このようになってしまったのか。頭髪の減少と共に、脳が劣化してしまったのか。