ポニーキャニオン50周年記念番組の動画が公開されていた。

http://50th.ponycanyon.co.jp/50tv/

再放送中
http://live.nicovideo.jp/watch/lv274683239

ニコニコ動画で一ヶ月間公開されて、
好きな部分を好きなだけ見ることが出来る、という新鮮な試みでした。

この動画にはポニキャンの強さの秘密が満載されているので、
この凄いラインナップを全部見れば、多分、
他社には無いポニーキャニオン独自の強みがどこにあるのか、
御理解頂けると思います。

かつての月刊ログインのようなことを会社単位で行っている、
と言ってしまえば、身も蓋も無いですが。


アニメ、アイドル、お笑い、バラエティ……
一番難しいことは、「人を笑わせること」である、と良く言われます。

七森中ごらく部は決してまぐれ当たりではなく、
一迅社ポニーキャニオンの社風が土台になって、
そこに集まった多くの人の手による精緻な結晶なのです。
社風の違う他社が付け焼刃で物真似をしても、似たような結果は出せません。


ポニキャンの深夜アニメの打率が低い原因も、
それでいて心に残る名作が時々出て来る理由も、
会社自体のB型体質にあるのかもしれません。



※※※追記

残念ながら、再放送は「打ち切り」になっていました。

http://live.nicovideo.jp/watch/lv274683239
>※10/14(金)20:00
>権利者様ご都合により、タイムシフト視聴を予定より早く終了とさせて頂きます。
>未視聴でしたユーザー様にはご迷惑をおかけしますが、ご了承下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。



以下、見た箇所について適当に感想を書いてみる。



○オープニングセレモニー【2時間】

社長(初めて見た)の登場と新しいロゴマークの発表に続いて、
(公式で)オタ芸が披露されるというカオスな展開。

2016年現在、オタ芸を肯定的に描いたアイドルアニメはいまだ存在しない。
今後の登場が待たれる。

(オタに限れば『ミリオンドール』の「リュウサン」』が存在する)
http://milliondoll.com/



○朝からポニキャンショッピング International【2時間】
http://ps.ponycanyon.co.jp/50th/

岡本氏という人による『イクシオンサーガDT』の紹介は必見。
「○○たま」の無修正版が流された。
この程度の物を放送禁止にするのは狭量なのではないか、と思わされた。

ここだけの話、「○○たま」(市販バージョン)はiPodに入っていて、たまに聞く。



○P's LIVE TORANOMON SP楽屋トーク

13時からの放送で、司会に定評のある大坪由佳さんが終盤「それな」を連発。
ギリギリのところを攻めて行くセンスは、見事と言うしか無い。



○○○クリス松村なりのポニーキャニオン

一番の必見番組。

クリス松村氏という人が若いポニキャン社員を叱咤激励する。
オタク丸出しの講釈は非常に密度が濃く、深みがあって素晴らしい。
私でも半分も解らなかった。
放送分では、70年代から80年代にかけて、ほんの一部分しか触れられていなかった。
それでもポニキャンの「遊び心」は伝わって来ると思う。

ポニキャン回顧録としてならば、本来なら、オタクの原典の一つである
うる星やつら』だけで30分ぐらいは使わなければならない。

これは到底1時間に収めることは不可能なので、
全12回か24回ぐらいで垂れ流すべきだろう。


細かい話では、ドラマーの辻野リューベン氏が最初アイドルとして
ポニキャン(NAVレーベル)が力を入れて売り出した、
ということは初耳なので驚きだった。