MSX WORLD 2005(秋葉原コンベンションホール、11:00〜)に、行って来ました。

http://www.msxevent.info/msxworld2005/


私の思想と行動の原点にある物の1つが、MSXです。
ここから、やや非現実的な平等主義の理想と、珍天堂への反発心が、養われました。
例えば、高校生当時の私のスローガンは「任天倒産」でした。
今も、あまり好きではないので、珍天堂と表記しています。


12:50、ダイビル2Fに到着。
出来立ての、とても綺麗なフロアに、大昔のパソオタ少年が、凝縮されたように集っていました。
今の萌えオタとは、ひと味違う人種です。


イベントスペースの座席は200ぐらいで、殆ど埋まっていました。
最前列に、あの仁井谷正充氏が、座られていました。
氏を見たのは3回、渋谷のJ&P(20年ぐらい前)、池袋のCSG(色紙オークション)、
そして秋葉セガの店頭(傷心)です。
時の流れを感じました。

思えば、私のゲーム歴の始まりはMSXであり、コンパイルでもあったのです。


西和彦氏の講演も、佳境に入っていました。
西氏を直に見たのは、今日が初めてです。
西スレ等のイメージ通り、どこか威張ったような口調でした。

「5000台受注が集まらないと作れない」といった、Mマガ編集長の後ろ向きの言葉に、
「今のアスキーは、こんな会社になってしまった」と嘆き、
「ポケットマネーで一万台作る」と豪語された。
まあ話半分でしょうが、サラリーマン体質では無い、創業者ならではの気風の良さを感じました。


その1チップMSXですが、MSX1ベースで作るというのは、少し残念でした。
教育用やハードの勉強用に使うには、MSX1の方が、良いのでしょうか。
ただ、MSX1のドット数では、ワープロやメモ帳として使うことさえ難しい。
このあたりの、半端というか、理不尽なところが、昔のMSX陣営と何ら変わっていない印象を受けました。



また、オランダと韓国から、プレゼンに来られた方がいました。
法則発動云々以前に、元々ゼロのものなので、あまり関係ないか。

携帯電話でMSXのエミュを出すとのこと。
はてさて、どこから突っ込んだら良いものか苦慮しますが……

昔、セガゲームギアを作るとき、マスターシステムのソフトをそのまま使うことを考えたが、
遊びにくかったので断念して、携帯機専用にソフトを開発した、という話があります。
大昔のゲームを、そのまま携帯でエミュレーションしても、遊びにくいだけです。
でも、全てのタイトルで、テストプレイやバランス調整をしたら、コストが高くつきそう。

それでも、ソフトがタダに近いので、
大金をかけて駄目駄目な携帯ゲーム機を作るよりは、元手がかからないだけ、ましかもしれません。


2部が終わったところで、会場を後にしました。



ガーディック無限ループ
http://www.geocities.jp/hawawahmx12/guardic.html

これは、昔コンパイルクラブに投稿したものを、最近手直しして、html化しました。
当時やり取りした手紙は、米光さんや藤島さんの返事も含めて、全部とってあります。