サッカーナショナリズムは死んだ


WC初戦が終わった時に書いてあったものを、今出すことにしました。



今回の日本代表の哀れな結果について、
監督の采配など、一部の人のせいにする向きもありますが、それは現実逃避です。

また、「運が悪かった」等ということも無く、完全に力の差があります。
恐らく、何回やり直しても、結果は同じでしょう。
むしろ、最初の1点が「まぐれ」に過ぎず、内容的には3連敗です。



思えば、4年前に興った「サッカーナショシリズム」を基点として、保守のメジャー化が始まりました。
佐々木敏氏と西村幸祐氏という、2人の論者が、それを牽引しました。

今年以降、その、サッカーナショナリズムは、急激に失速します。

今回の「パラダイムの転換」によって、両氏は思想面での支柱の1つを失い、
論者として大きく凋落するかもしれません。


キャプテン翼』世代が老朽化し、総人口が自然減に転じているので、
プロサッカーの人的資源は、4年前をピークにして、今後は落ち続けるだけです。

より運動能力の優れた肉食国家が台頭して来れば、
狩猟型スポーツに不向きな日本の国民性では、絶対に勝てません。



凋落の原因は、ただひとつ。
職人系の農耕民族である日本人は、欧米型のスポーツに不向きである、ということです。


戦後、急速に欧米洗脳され、DQN化した小泉信者等の「にわか保守」の多くが、
スポーツ立国に目を奪われてしまいました。

それは完全な過ちでした。

小柄で温厚な日本人は、スポーツ世界大戦には、全く不向きだったのです。
肉食巨人達の力とスピードの前に、脆くも完全崩壊しました。

60年前に自身の実力を過大評価した、敗戦の悲劇が、今また、
「スポーツナョナリズムの崩壊」という形で、繰り返されているのです。


今後、偶然何かの競技で勝ったり、
フェミニズムカルトによってアマゾネス化した日本女子選手が勝つことはあるかもしれませんが、
国勢全体としては、今のままでは退潮して行きます。



解決方法は、2つあります。

1つは、「日本人も完全な肉食獣型に改造する」こと。

これならば、総人口の多い分、外国とも互角に戦えるでしょうが、
その分、日本的な美徳や気質が、完全に破壊されてしまいます。

例えば、「得点力の無さ」の原因は、2600年に及ぶ、穏やかな自然神道の気質が根底にあります。
それを戦闘的な気質に改造すれば、攻撃力は上がって、獰猛なストライカーを生み出せるかも知れません。

が、その分、穏やかな美徳が失われ、倫理が崩壊し、治安が低下し、物作りの能力も失われてしまいます。
例えば、最近では「萌え」という概念が、自然神道の顕現の1つです。
これが失われれば、アニメやゲーム等のキャラクターコンテンツ分野での日本の国力が弱体化します。


スポーツゲームの自己満足と引き換えに、在りし日のソニーのような職人気質を失えば、
経済力の低下と国体の損失、国としての存在意義の消滅さえ招きます。



もう1つの解決法は、「スホーツ立国への拘りは捨てて、文化や職人技術に経営資源を集中する」ことです。

日本人は、無理にスポーツ立国を目指す愚行を止めて、
職人技術などの、非スポーツ系の得意分野に経営資源を集中して、
抜け目無く、民族全体を素晴らしく見せることに専念するべきです。


欧米型DQN嗜好は止めて、教育・食育・コンテンツ指導を徹底し、
童顔・小柄・職人気質の、日本的な人物を称揚し、日本的な人の絶対数を増やすのです。

プロスポーツ人口増加への無駄な投資も止めて、
その分、頭脳・手先系の職人技術を持つ人が増えるように啓蒙する。

文系・理系の職人が可愛い嫁を入手し易くなるように、
日本的な専業主婦を称揚し、キャリアウーマンを絶対悪とするコンテンツ内容の指導と教育の徹底を行い、
日本的な男性を称揚し、日本女子の海外流出やキモババ化を抑制すること。


国内の経営資源を、文化や職人技術に振り向けることと、
日本的な男性を称揚し、可愛い専業主婦が入手しやすい社会体制の構築が、不可欠です。



肉食獣の得意分野で無理に勝負を続けても、日本人のシェアが痩せ細り、全滅させられるだけです。
国勢の弱体化を防ぐには、国民の性質に合った得意分野を、戦場に設定すべきです。


「スポーツ右翼」は、長期的に見て、失敗します。
「文化系・職人系コンテンツ保守」にシフトすることで、真の再生と生存が可能になります。