高校野球は乙女、プロ野球は商売女

夏の高校野球の季節が終わりました。


この時期、高校野球が話題をさらって、プロ野球は色あせます。
オタクな人々は、可愛いチアガールのキャプチャに精を出したり、
腐女子達は、斎藤投手の甘いマスクなどで、あれこれと想像するのでしょう。

TV画面に大量に若い男の子が出てくると、そこはおちんちんランドと化すのです。
斎藤投手は都市型の男子らしい、あどけない端正な顔つきで、
敵側の田中投手に比べると若干小柄で頼りなく見えてしまうけど、
それが凄い球を投げて敵をバッタバッタと斬って行くのがいい……などと思う次第です。


高校野球の魅力は、ういういしさやみずみずしさです。
喩えるなら、素朴な田舎娘の新鮮さ、処女性が、多くの視聴者を捕らえています。
対するプロ野球は、毎日のようにだらだらと試合が続き、新鮮味も何も無い。
ひとつの試合を死に物狂いで勝ちに行く、という必死さも無いので、怠惰なルーチンワークに過ぎません。
喩えるなら場末の風俗でしょうか。
同じことを繰り返して飽きられているところは、ゲーム業界と同じ症状です。


他方、高校野球を見てからプロ野球を見ると、やはり、プロのプレイは遥かに凄いと感じます。
投手の制球力、パッターの動き……一番差を感じるのは「守備」です。

やはり守備は、長い時間、練習を積み重ねているプロの、年の功が出ています。
普段何気なく捕球したり送球したりする行為は、かなり難しいことなのです。

もっとも、プロでも、例えば24歳の内海投手は、まだあどけない可愛らしい顔をしていますが。