つくる会内紛――読売ウィークリーの記事には、突っ込み所が多い。

http://sakurako.iza.ne.jp/blog/entry/231145/

>藤岡氏は、怪文書騒ぎから1年以上経過してから提訴したわけだが、その背景には、
>これまで「新しい歴史教科書」を発行してきたフジサンケイグループ
>扶桑社との関係が解消されたことがある。


これは、扶桑社との関係を修復出来るかどうかを見定めるために、一年の間様子を見ていた、と取れます。

ならば、もし扶桑社が「つくる会」との関係を継続していれば、八木先生を訴えることは無かったのか。
扶桑社と決裂したから、仕方無く八木先生を訴えることにした、というのでは、道理が通りません。


また、
「証拠集めに時間がかかった」ので無い限りは、
藤岡先生が訴えるのは、早ければ早い方が良い。
決着が早いほど、教科書作成や採択戦準備のための、時間の余裕が増えるからです。


藤岡先生にとって最良のシナリオは、
昨年夏の段階で証拠を揃えて、八木先生を訴えることでした。
その結果、若し八木先生が有罪と出れば、今頃は扶桑社とも仲直り出来ていたはずです。
証拠があれば、の話ですが。


ですから、こうなった以上、両陣営は、時間をかけずに、
一日でも早く白黒を付けに行くべきです。
下手に時間稼ぎをして、多数派工作などというバカな真似を続けていたら、
その時間の分だけ、左翼を喜ばせてしまいます。