『家族を蔑む人々』(林道義著)を、読み始めています。

家族を蔑(さげす)む人々 フェミニズムへの理論的批判

家族を蔑(さげす)む人々 フェミニズムへの理論的批判

素晴らしい。

粗製濫造や垂れ流しでは無く、濃密でありながら、読み易い。
極めて高い実証性を持ちながら、理屈を超えた情緒をも内包している。
ユング研究の大家であることも同時に知りました。なるほどという心境です。

私は読書量が少ないですが、反フェミニズム関係の書籍では、本書が一番お勧めだと思います。
「家族再生」や「親学」といった最先端の前向きな理論こそ盛り込まれていないものの、
最近までのフェミニズム男女共同参画、共生)の経緯と欺瞞については、非常に良く纏められています。