- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2008/04/10
- メディア: Video Game
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遂に発売されたレースゲームの決定版。
どこかの高画質レースゲームでは、「データをすべて消去してしまいました」等と言ってますが、
マリカは今回も、実に良く出来ています。
DS版は売れ続けて累計300万本も間近ですが、
Wii版も、次世代ハードに切り替わるまで、末永く売れ続けるのではないでしょうか。
特に素晴らしいのは、ネット対戦のマッチングの素早さです。
ランキングも見やすく、タイムアタックもはまること間違いありません。
唯一、Wiiハンドルというゴミ周辺機器を「CM用の見せ球」に使った点だけが気になります。
以下、マリカ用の各種コントローラーの使用感等を述べます。
×××Wiiハンドル
Wiiハンドルは、失敗作です。
あくまで広告用の、見せる為の「客寄せデバイス」です。
ハンドル単体でも、約170gと非常に重い。
これにWiiリモコン約90g、単三乾電池2個45gを加えると、優に300gを超えます。
新型PSP(PSP-2000)の重量約189g(バッテリー含む)と比べても、超絶大重量と言えます。
この「PSPより重い輪っか」を、宙に浮かせたまま握り続けるので、
腕に大変な負担がかかり、長時間プレイには向きません。
筋肉痛の被害が多発すると思われます。
任天堂自身が、マリカWiiに合わせて白のGCコントローラーを再発売することから見ても、
ハンドルオンリーによるゲーム性に絶対の自信を持てないでいる開発陣の姿が伺えます。
※疲れ対策としては、ハンドルを自分の手前に「置いて」、左右に転がすようにして使えば、少し楽になります。
適当な台を作り、その上に布などを敷く。座布団が沢山あると便利かもしれません。
△Wiiリモコン単体
Wiiリモコンだけを使うと、ハンドルのゲーム性はそのままに、
ハンドルの重さから逃れることが出来るので、結構楽になります。
が、これではエキサイトトラックと変わりません。「どじょうすくい」です。
○ヌンチャク+Wiiリモコン
「トワプリ」や「マリギャラ」等の、「Wiiのゲームらしいゲーム」と似た操作性になります。
ヌンチャクのアナログコントローラーは、
両手持ちのコントローラーより若干安定性が落ちるものの、さほど問題ではありません。
また、ヌンチャクでは、「後ろを振り向く」動作が一番楽に出来ます。
問題は、やはり電池入りのWiiリモコンが重過ぎるところにあります。
☆☆☆クラシックコントローラ
白のGCコン再発売で、一部には存在意義が疑問視されているクラコンですが、
マリオカートWiiの操作デバイスとしては、ベストチョイスと言えます。
まず、本体が非常に軽いので、負担がかからない。
元々、初代FCのコントローラーは軽かったのに、何時の間にか重厚長大路線になってしまった。
全ハードメーカーは、次のゲーム機を作る時には、コントローラーを「軽く」「小さく」して、
ユーザーへの負担を軽減することを最優先すべきです。
「Aボタン」の出来が一番良いのも、クラコンです。
アナログスティックの位置が少し離れ気味なところは難ですが、これもすぐ慣れるので問題無し。
むしろ、ごついGCコンよりも、操作感がソフトなクラコンの方が、
きめ細かい操作にも対応出来るので、タイムアタックにも最適かもしれません。
マリオカートは元々、「数分遊ぶつもりで始めたら、何時の間にか数時間遊んでいた」
というタイプの作品なので、長時間操作に最も適したクラコンは、必需品とさえ言えます。
唯一の弱点は、手になじむ設計がされていないということです。
元々16ビット時代の古いゲームの為と割り切って作られたからでしょうか。
◎GCコントローラー
任天堂は愚かにも今頃になって、GCコントローラーを再発売するという挙に出ましたが、
任天堂信者の賛美の声しか耳に入らないのか、GCコンの数々の欠点がおざなりになったままです。
最大の欠点は「Aボタンが大き過ぎて疲れやすく、プラスチックの質感も悪い」ということです。
WiiリモコンやクラコンのAボタンは改良されていますが、
GCコンのダメダメなAボタンは、そのままです。
他にも、LRボタンのバネが強過ぎる、
デザインや形がゴツゴツしてダサイ、といった数々の欠点が、そのままです。
http://www.nintendo.co.jp/wii/controllers/index.html
今後任天堂が「ゲームらしいゲーム」のユーザーへのアピールも行いたいのであれば、
「ゲームらしいゲーム」用のコントローラーも、再設計して進化させるべきです。
GCコンの最大の取り得は、電池を消費しないことです。
そもそも、ゲームごときでコントローラーの電池の入れ替えをユーザーに強要することは、
久夛良木的なメーカーのエゴと言えます。そういう面倒な手間は、出来るだけ無い方が良い。
例えば、接待用にゲームをしようと思ったが、電池が無いので止めた、
ということがあったら、その数だけ将来のお客さんを取り逃がすことになるかもしれません。