コンテンツの重要性

最近、保守思想は退潮している、と言う意見が増えています。
これは間違いで、実は最近では無く、
産業革命以降ずっと、なだらかな退潮が続いている、という表現が正しいでしょう。


唯物思想、人権思想、自由主義フェミニズム……
全ての元凶が、産業革命の前後、近代以降に出てきた概念です。


日本型保守思想の体現には、自然との共生が欠かせません。
ここでいう共生とは、左翼の言う多文化共生(という名の文化破壊)では無く、
例えば木造の家屋、たい肥やきゅう肥といった、
極力「石油」に頼らない循環システムのことを指します。

欧米流のコンクリートの建造物に人々が覆われた時、
人間が自然との接点を失い、「心の力」や生命力の減退が始まったのではないか。

日本にだけ「萌え」という概念が突出して存在する原動力は、
神道という自然信仰に加えて、木造の家屋や河川や木々の多さなどで、
自然との距離が近かったこともあるでしょう。
が、それも過去の物となりつつあります。

最近のオタク世界の作品は、年を追う毎にどんどん小粒になり、弱体化しています。
決して「多様化」が原因ではありません。
なぜなら、極度に類似した小物が多数乱立しているからです。
特にエロゲー業界は酷く、同じ企画書を数社で使い回したかのような
ルーチンワークの量産品が乱立して、爆死を繰り返しています。
宮崎駿任天堂を除けば、日本のコンテンツ力は退潮を続けています。