なぜ春アニメは全部終盤で失速したのか?


従来だと、序盤はたどたどしく、後半になると盛り上がっていくのがTVアニメのパターンですが、
今期は、どの作品も、前半にピークを迎えて(ピークの無い作品も多いですが)、
後半は盛り下がって行きました。

あるいは、震災後初めての決算期を経て、日本社会全体に本格的なダメージが来て、
景気後退による精神面の余裕の無さが、作品内容に反映されているのかもしれません。
世界のソニー(の子会社)のアニメや、パチンコマネーが注入されたアニメも、軒並み失速、沈没しています。
これはアニメの闇というより、コンテンツ全体にとって巨大な危機では無いでしょうか。

何故なら、余暇産業は生活必需品では無いので、景気が悪くなると真っ先に消費の対象から外されるからです。
作り手の側も、精神的に余裕が無いと創作活動に支障が出ます。
それに加えて今回の増税騒動、消費マインドの更なる冷え込みは避けられません。


その中でも手堅い作りだったのはやはり「エウレカ」「ニャル子」「あっちこっち」「咲」あたりか。