前回に続いて、教科書採択のアンケートの記入例を紹介します。
どこ方面の人が書いたかもろわかりの文章ですね(^^;
毎回同じことやってるから、右も左もテンプレは完成度が高いんでしょう、きっと。
興味のある人は、育鵬社や自由社の教科書が戦争を煽る内容なのかどうか、
是非御自身で読んで判断して頂きたく思います。
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アンケート記入方法
※以下の例のうち、上の方の例などに集中しないようにご参照ください。
※丸写しはしないで下さい。同文記述のアンケートは無効になります。御自分の文章でお願いします。
【歴史】
■人物、人名について
○日本において女性が活躍した歴史をきちんと書いてある教科書を選んでほしい。育鵬社が一番女性のコラムが充実しており、女性の役割の大切さが伝わってくる。
〇市内の保護者ですが、子供に偉人伝を読ませたいと思っています。なので、日本の発展に尽くした人物について、コラムなどで一番詳しく取り上げている教科書を採択して下さい。
○わが市は地域の先人、偉人の生き方に学ぶことを推奨しているが、いぜん適塾や緒方洪庵の出てこない教科書がある(※大阪の場合)。乃木希典大将も出てこない。こんな教科書が使われるのだろうか? 基本的な事項や人物を教える教科書を選んでほしい。
○勝海舟と西郷隆盛は、江戸無血開城に導いた偉人だと思うが、江戸を火の海から救った無血開城について、小さい側注だけで取り上げるだけの教科書がある。それでは日本の歴史を学んだことにならない。その点、育鵬社はコラムで詳しく取り上げている。
〇日本文教出版は、蒋介石の読みを「しょうかいせき」ではなく中国語の「チェンチェシー」を優先させ、索引でも「しょうかいせき蒋介石→ チャンチェシー」とする呆れた指示を出している。
■歴史の連続性について
〇最近、一万年にわたる縄文時代が日本文化の基礎とする学説の本が増えています。太古の昔から日本の歴史がずっとつづいている意義を教える教科書を選んでほしい。
〇海洋国家・日本の歴史のあゆみについて、きちんと教える教科書を選んでほしい。中国や近隣諸国の昨今の脅威を考えると、重要な視点だ。
〇聖徳太子の対等外交について教えない教科書がある。東アジアの情勢を見据えながらも日本の独立を守った歴史を教える教科書(例えば育鵬社)が、今の時代にふさわしいと思う。
〇子供に習い事をさせています。お茶や華道、和歌の文化、江戸時代の先進性などについて最も詳しく書いている教科書を採択してください。
■近現代史や戦争記述などについて
○日本の戦争を「侵略」などと断罪する教科書は採択しないで欲しい。政治的に偏っている。
○南京事件について「大虐殺」と教える教科書は選ばないでほしい。すでに学問的に多くの批判が出されている。
○アイヌや部落差別を取り上げるのはいいけれども、あまりに詳しすぎて明治維新の世界史的な意義を書いていない教科書がある。本末転倒でありバランスを欠いた教科書だ。
〇東京裁判について公平な立場で、日本人としての主張を伝える教科書を採択してほしい。
〇歴史の最終章で「地球市民」をめざそうと書いている教科書があります。学習指導要領に「地球市民」という言葉はありません。採択するのは不適切だと思います。
【公民】
○自衛隊を「憲法違反」と教える教科書でいいのか? ウチの子(孫)の友達の親は自衛隊関係者です。教科書に憲法違反とか日本の立場にふさわしくないとかあるのを見たら、かわいそうです。そうではなく、自衛隊の活躍や意義、国民からの信頼をきちんと記している教科書を採択してください。
○大震災の後で、天皇皇后両陛下が被災者をお見舞いする姿に感動しました。日本の皇室のありがたさ、尊さを一番よく伝えている教科書が良いと思います。
○日本は政府見解では立憲君主制の国です。立憲君主制の意義を教える教科書(例えば育鵬社)を採択してください。
〇帝国書院は、憲法は一部しか改正できないと書いてある。大いに疑問であり、憲法改正について、公平な立場で、詳しく書いている教科書が、今の時代にはふさわしいと思う。
■人権問題、外国人参政権など
○東京書籍は、在日の人が強制的に連れてこられた人の子孫と書いてある。日本政府の調査と異なります。文科省検定をパスしても、不正確な教科書は、教育委員会の方で厳しくチェックすべきです。
〇外国人に参政権や公務員になる権利を認めないのは差別とする教科書がありました。一方的であり、特定の政治イデオロギーを教え込んでいるのではないですか?
〇東京書籍は、人権侵害について、盗聴や検閲、政府批判による逮捕などの例を挙げている。どこの国の話かと思った。極端な例をあげて強調しながら、現実に人権侵害が行われているケース(例えば中国)に触れないのはおかしい。
○当市にも拉致された疑いのある特定失踪者の方がいる。育鵬社は詳しいだけでなく、横田めぐみさんが同じ中学生のときに拉致されたことに触れており、文章も感動的で良い。
■伝統文化、国旗国歌、郷土
〇日本は、世界でも老舗企業が最も多い国であり、代々の伝統と日本人の心をずっと受け継いで発展してきたことを教える教科書を選んでほしい。
〇国旗・国歌に対して敬意を払うのは、当然のことです。育鵬社は、政治信条を超えて、起立して敬意を表すのが、国際的な慣例となっていることを記しており、他社よりはるかに適切で、意義深い書き方になっている。
〇東京書籍は、地域社会や家族について平板な記述しかない。郷土や郷土愛という言葉も見えない。育鵬社は、郷土、家族への愛情、地域への貢献をめざす記述であり、評価できる。