NHK“差別表現”訴訟 台湾先住民側の逆転敗訴確定

http://www.sankei.com/affairs/news/160121/afr1601210033-n1.html

かつて、「NHK解体」をスローガンに、チャンネル桜が1000人強のデモ街宣を
NHK本社前で大々的に催行した、あの訴訟が、チャンネル桜の敗北に終わりました。
地方議員を含む、当時の有力な首都圏保守運動家の方々の大部分が参加されたと記憶しています。
参加者の一人として、デモの準備の様子や中村粲先生の御姿を思い起しつつ、記しておきます。


判決の全文や全ての資料に目を通した訳では無いので何とも言えませんが
新聞記事を一読した限りでは、裁判官が誤った歴史認識を元に判決を出したように見えました。



> 同小法廷は番組について「日本が台湾先住民を差別的に扱っていたことを指摘した内容」と指摘。

この指摘は誤っています。
差別的な行為は、ありませんでした。「あった」とする判決を下すのは、間違いです。
原告側の資料や陳述に不備があったのか、
あるいは裁判官が意図的に資料を無視したか、のどちらかです。



>「視聴者が、原告や父が動物と同様に扱われるべき者と受け止めるとは考え難く、
表現が原告の名誉を傷つけたとはいえない」とした。

これは「視聴者の受け取り方」を表しています。

番組内では、原告や原告の父親は、被害者として描かれているので、
番組を見た視聴者のほぼ全員が、原告や原告の父親に同情するか、または好意的な視点になる。

その番組を見た視聴者が、原告や原告の父親に対して差別的になることは無い。
だから名誉毀損には当たらない。

ということです。

前半は完全に間違っていますが、後半に関しては不当なところはありません。


ただし、二審の判決も、「加害者=日本軍」「被害者=台湾人」という文脈で書かれているので、
この件の歴史認識としては、裁判所は全部間違っている、ということになります。



「討論」マスメディアはなぜ負けない?NHK集団訴訟敗訴から見る日本

http://blog.goo.ne.jp/yaonomiyake/e/04b8d19e53f20c0b8e5afcfc37c67f41