「朝日・グレンデール訴訟 報告会」

(平成29年1月14日、砂防会館別館)

会場は、ほぼ満員でした。

地裁判決は4月27日だそうです。


元軍人のマイケル・ヨン氏による、世界各国を回っての取材のお話は、目新しく面白いものでした。
特に、「挺体協」が、現在は北朝鮮の影響下にあって日韓の分断工作もしている、といったことは、
先週の集会にも通じるものでした。


また、高池勝彦弁護士(つくる会会長)の挨拶を聞いていて感じたことですが、
保守陣営に集まる人は、単純かつ宗教的で、怒りやすく感情論に流されやすい人が多いので、
全体的に、法廷闘争のような分野には向いていない、という傾向があります。
日本会議主幹の小規模な集会には珍しく、不規則発言も2、3ありました。



準備書面について。

時間や紙面など様々な制約の中で最善に近い仕事をされたと思いますが、一点だけ、
女権左翼のアジテーションである「女工哀歌」を肯定的に取り上げた所は良くない。

あの文脈だと「戦前は女性だけが苦労していた」=「戦前の男性は全く苦労していなかった」
という風にも取れるので、左翼の階級闘争史観を肯定することになりかねません。

例えば、南方の島々などで散華された英霊達も、男性兵士なので「全く苦労していなかった」
(女性の人権を蹂躙する側だった)ということになってしまう。

実際には、男性への徴兵も、「人権侵害」の度合いは、女性の身売りと同等です。
年齢性別によるそれぞれの役割を担って皆一体となって、概ね清らかに戦っていたのです。
「英霊達への冤罪を止めさせること」が目的の本訴訟が、
逆に別の冤罪を押し付けることになるのでは……と、思いました。