Nintendo Switch 体験会 2017

https://www.nintendo.co.jp/switch/index.html

正統派据置ゲーム市場から低性能のWiiUが脱落し、ライト層をスマートフォンに奪われ、
今や任天堂は余暇産業の世界で完全に孤立して、苦しい状況です。
NXことSwitchは起死回生になるのか、それとも最後の任天堂プラットフォームになるのか。



●ハードやソフトの印象
今回もWiiU同様、全体のデザインが自己矛盾しているので、スタートダッシュは厳しそうです。
(喩えれば、Wii Sportsの無いWiiのようなものです。ゼルダは信者向けの弾に過ぎません)

本体のデザインや色は、男性コアユーザー向けなのに、
低性能な本体やパーティーゲーム中心のソフトは、子供や家族向け。

会場に着いた時には本体が動いている様子も近くで見れなかったので、
ファンの回転や本体の発熱の具合などは解りませんでした。



●会場の印象

以前のWii3DSの体験会に比べて、
「ソファやオブジェを置くなどして会場を狭く作っていて」
「什器も極端に少ないので」、
意図的に混雑を作り出しているように見えました。

が、それは例えば、わざわざ車を止めてやって来た家族連れなどには
少なからぬ不快感を与えてしまったのではないか。


また、照明を落として、会場を暗くしていました。
これは、TGSなどのソニー系イベントの手法の後追いと思われます。

照明を落とすメリットは、「ゲーム画面を際立たせること」では無く、
「会場にいる人の姿を見えにくくすること」にあります。
特に、黒装束のキモオタなど容姿に難がある人が見えにくくなるので、
TGSでは会場の気色悪さを隠すことが出来て有効です。

これまでの任天堂のイベントは、健全性を示す為なのか、常に明るい会場で行われていましたが、
今回は、不健全な雰囲気の中で、スリル皆無のソフトを展示するという、最悪の自己矛盾に陥っていました。


あと、ステージ前は任天堂信者の巣になっていた模様で、他にすることもなく
ずっと座り込んでいる人が多かったようです。私はちょっと違和感を持ったので、すぐに帰りました。



行き帰りに必ず通る「TBS回廊」には今も、
ガーリッシュナンバー』『うらら迷路帖』などのポスターが貼られていました。