俺TUEEEアニメは娯楽の王道『イセスマ』他

時はエメラルドよりも貴重だ。体調を崩すくらいに面白くないアニメが氾濫する現在、
真贋の識別は年々難しくなって来ている。

より短い時間でより多くの爽快感を供給出来る「俺TUEEE路線」こそが、
全てのオタク向け娯楽作品の頂点であり「原点回帰」でもあることは、
某有名RPGを例示するまでも無く明らかである。



①『異世界はスマートフォンとともに

「お兄様」を超える俺TUEEEが、漸く誕生した。
アニメコンテンツの転換点、進化の次元を切り拓いた記念碑になるかもしれない作品。

性別年齢を問わず、主人公が全ての存在を「マッハ落ち」させて行く、爽快なストーリー。
特に、4話前半で王女を「瞬殺」するシーンは圧巻。萌えコンテンツ史上最速と思われる。

エロゲー等、過去のオタク向け作品が引き摺っている、
古き悪き「お約束」という名の不愉快なマゾ的要素が、極力排除されているので、
幅広い層の視聴者が、安心して見ることが出来る。

ボトルネックは、兎塚エージ氏の綺麗な絵柄を再現したとは言い難い不安定なアニメの線画と、
古臭いop曲。


記者会見は、EXIT TUNESの親会社・ポニーキャニオンで行われていた模様。


福原かつみ内田真礼福緒唯らメインキャストが登壇!
TVアニメ『異世界はスマートフォンとともに。』記者会見&制作発表会レポート 超!アニメディア
http://cho-animedia.jp/main-bnr/15281/



②『ナイツ&マジック

ショタTUEEE。一粒で2度美味しい男の娘TUEEEとも言える。

最近のバンダイグループのオリジナルロボットアニメは悉く失敗を繰り返しているが、
その原因の全てが、ウジウジしたストーリー展開にあったことを思い知らさせた傑作。

アクエリオンEVOL』『ヤマノススメ』等で有名な実力者・山本裕介監督の代表作となるだろう。
ロボットの良さを伝える為に、ロボを溺愛するキャラクターを作品に出して語らせる、というのも、
素晴らしいアイデアである。

ボトルネックは、「ロボット」という前世紀の男のロマンが、
今の若年層に共感されにくい所にあるかもしれない。



③『異世界食堂

オッサンTUEEE。
天才的なコックが、赤竜やエルフなどあらゆる異世界の存在を、現代世界の料理でメロメロにしていく。
ありがちな料理バトル物から離れて、主人公一強にしたことが功を奏し、安定感に繋がっている。
内容はワンパターンでスカスカだが、それゆえ分かり易く、実質グルメ番組でもあるので、
幅広い視聴者に受け入れられそう。

ボトルネックは、WUGゴリ推しのop曲。