人間は褒め言葉に弱い。クリエイターは支持者を求めている。

分析屋さんは邪魔
http://retro.mmoh.jp/e90510.html

これは例えば、熱心な信者の多い宗教が栄えることや、
中国に行って褒められた小沢一郎氏が中国びいきになったこと、等と同じです。


では、私も含めた「分析屋」が何故多いのか?
答えは簡単。
分析が、ゲームそれ自体よりも面白いからです。
もっと言えば、
ゲームがつまらないことが原因です。

これは、ネット上に政治評論家が増えたこととは、似て非なる現象です。
政治評論家は、自分より格上の人物を見下すことによって
精神的満足感を得ることが目的の全てですが、
ゲームの分析屋は、面白いゲームが発売された時には、
ゲームにはまってしまうため分析が疎かになります。

ですから、分析屋の活動が活発な時は、つまらないゲームが多いということです。


もちろん、戦略としての「褒めまくろう運動」というものが、
組織や業界にとって極めて有効な手段であることは間違いありません。
そうした「ポジティブ・キャンペーン」については、
後日改めて書きたいと思います。



教えて! Watch Wiiのソフトは、なぜつまらないのか。
http://oshiete1.watch.impress.co.jp/qa4680480.html

↓名言

>開拓なしに搾取は続けられないのです。

今は開拓が一段落している「景気の谷間」のようなものです。
ですから、「固定票」のようなマニア向けのゲームの売り上げが、相対的に目立っています。

が、遠くない未来に、(経済的に一番余裕のある)任天堂が再び、地道な努力を実らせ、
次のブームを作り出してくれるものと、私は信じています。