小沢一郎は、外国人参政権問題を、権力拡大の道具として使いこなしている。


「★★花岡信昭メールマガジン★★766号[2010・1・17]」より

>つまりは、小沢が公明党を引き付けるためにこの法案を接着剤として使うのではないか

小沢の凄いところは、保守派が(国体護持の為に)反対せざるを得ない
外国人参政権」というネタを、単なる政争の具として見事に使いこなしているところです。

この手法は、もちろん小沢のオリジナルでは無い。
かつて郵政民営化と政治改革を掲げ、反対者を抵抗勢力と位置づけて
民主党と江藤亀井派を壊滅的大敗に追い込んだ小泉純一郎の手法と同じです。


今の民主党公明党と連合すれば、更に票数が増えます。
民主党内の保守派は、落選を恐れる余り小沢公明に屈服します。
一方、自民党は、リバタリアン民族派との間に亀裂が入り、
戦う体制が出来ないまま参院選も壊滅するでしょう。
平沼新党幸福実現党への保守比例票の分散が、今夏の敗北を更に確実にしています。

こうした政治的技術の無い保守政治家は、根絶やしになるまで惨敗を繰り返す運命にあります。

小泉や小沢と同じ手法を、伝統保守派の政治家が使って、
敵勢力を分断して各個撃破を行うことが必要ですが、現状では不可能に近い。
分断の為のネタは、イデオロギー色の薄いものでなければならないが、今はちょっと見当りません。