崖っぷちのWiiU、Directの発表も空手形で発売日未定ばかり。

Wii U Direct Nintendo Games 2013.1.23|Nintendo
http://www.nintendo.co.jp/wiiu/direct20130123/index.html

在りし日の民主党マニフェストのような空虚さでした。
性能も売上げもPS3以下、デビルメイクライにも嫌われ、ソフトも無い。

>PS3 19,697
>Wii U 16,654
http://www.4gamer.net/games/117/G011794/20130123061/



凋落の原因は、任天堂の伝統的な選民思想にあります。
すなわち、ひと握りの少数の開発者(任天堂社員)が、全てのユーザーを支配する、という考え方です。

が、既に世紀をまたいで「大きな物語は終わった」ため、状況は一変しました。
21世紀は、「作り手の数」が勝負を決める、総力戦の時代です。

例えばニコニコ動画やpixiv、スマホといったものが、その総力戦の現場になっています。
少数の自称天才は、多数の凡人の中から輩出される「一発屋」達の間断ない波に呑まれて消えて行く。


任天堂は旧式化した少数精鋭主義を今すぐ止めて、侮蔑している「角ソ連」のような、
ゲームコンテンツに隣接している産業の企業群との協力を進め大規模な連合軍を形成し、
数の力で大ソニーに対抗しなければ、いずれ各個撃破され潰されるでしょう。



あと、ゼノブレイドに過大な期待をする人の気持ちが全く分からない。
しょせん小粒な良作止まりで市場規模はテイルズの半分以下、
キャラクターパワーや周辺産業との連携も無いから小粒な市場で消えて行くのが見えている。

今売れているのはRPGでは無く、ドラクエとFFとテイルズだけなのだから、
きっぱり諦めるか、アニメ・イベント・グッズなどのメディアミックスを大々的に行い、
同様のプロジェクトを沢山用意して艦隊を組んで自社への巨大なプーム、流れを作らなければ、
ソニーグループが直接的間接的に支配するポップカルチャーコンテンツ企業群の圧倒的な数と力の前に、
敗北は必死です。

単発ではダメなのです。同じ負け戦を、コア戦線での任天堂は何年も何回も繰り返している。



忍氏の甘い見解

>はっきりした形で見えているのはバーチャルコンソールぐらいで
>2013年初頭と言われていた「ワリオ」も、春予定の「ピクミン」も発売日発表はなし。
>残りは全て絵に描いた餅のような「作っています」報告のみ。
>年明け以降の失速を見ての新作情報前倒しだったのだろうが
>これでやれやれ一安心と思ったのは、現時点でWii Uを所有している
>ジジィゲーマー(私含む)ぐらいのものではないか。
>サプライズを考えるなら、第1弾には「バルーンファイト」ではなく
>「MOTHER2」をこのDirect終了後に配信するぐらいのインパクトが欲しかった。