追い詰められた任天堂が秋葉原でマリオ体験会を開くが、客足はまばら

そもそも、スイーツ層や家族層をコアターゲットとして、
ゲームハード事業を立ち上げることは、戦略上大変な誤りだったのです。

最初期は、情報収集力や発信力の高いマニア層を主力と位置づけ、
高性能や先進性、スタイリッシュ性を前面に出した、最先端デジタルガジェットとしてゲーム機を売る。
そしてプロセスルールが進んでコストが安くなってから、スイーツ家族層向けに売る、
という、二段構えが必要でした。


30年前のスーパーマリオは、チップチューンのシンボルでありデジタルカルチャーのヒーローでした。
現在のマリオには、ポップカルチャーの最先端としてのカッコ良さが全くありません。
田舎のパワーセンターの片隅で埃を被っているのがお似合いの幼稚な姿です。