『技術空洞』を買って来る。

本書が平積みされているすぐ隣に、蓮池薫氏が訳したサムスン関係の本がありました。
ソニーは本当に呑み込まれてしまうのか」という見出しが痛々しい。
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「大苦戦struggle」など、一々日本語と横文字を併記した中二病的文章は、正直鬱陶しいてすが、
内容は、ざっと見た限り、『ソニー病』のメインの著者より、少しだけ落ちる水準で、
一冊最後まで続いている、という印象です。
ということで、かなり出来の良い本だと思います。

個人的に、VAIO第2章あたりはウォッチもしていたので、背景の(低次元な)真実には、少し驚きました。

著者の宮崎琢磨氏は、私より若い東大出のエリートで、良い意味で「オタク」です。
良い頃のソニーは、この「オタク」達が牽引し、「オタク」達が蔑まれた頃から、ソニーの衰退が始まった。