日本教育再生機構――「親になるための教育」私も反対

http://d.hatena.ne.jp/bruckner05/20061022/

当日激情に駆られてアンケート用紙に断片的に書いたメモ書きを、
置いてくるのを忘れてしまいました。


この問題は、戦後価値観の蔓延による核家族化や、人間関係の希薄化と共に、
身近にいる有識者(年配の女性)からのノウハウの伝授が減っていることが、原因です。


本来、「親になるための教育」は、祖母や姑、娘の母親、近所のおばさん……等の、
「身近にいる有識者」が行うべきものです。
安易なビジネス化・公共事業化は、有料の福祉と同じく、人の絆の更なる破壊を招くので、危険です。


保守の真髄は、古い世代から新しい世代への、ノウハウの伝授と継承にあります。
人との繋がりを再生する、ということは、短期的には至難ですが、
そこから逃げて「制度化・有料化」という安易な方法を選ぶと、
結局、左翼型の個人主義社会の蔓延に、拍車がかかってしまいます。


ですから、指南書のような物を作るとしても、
あくまで、大家族の再生に主眼を置くことが、大前提です。
有識者の人選、特に人格を主眼に置いた人選も、慎重にせざるを得ませんし、
2chのスレのように、完全に情報を公開して、極力多くの人の意見を集約する必要があります。
また、この問題における「有識者」は、最低でも70歳以上で孫を持つ人に限るべきなので、
情報の集約や書籍化には、かなりの労力が必要になるでしょう。