田原美恵子氏の日本会議叩きビラが公開されていた。

http://mieko-tahara.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_b48e.html
これは、田原氏の意見の方が、筋が通っているように見えます。
http://genyosya.blog16.fc2.com/blog-entry-164.html
が、理想と現実の折り合いを付けようとしていません。
恐らく、議員の身分で田原氏に賛同すれば、次の選挙で8割方落選するでしょう。
そうなれば、保守も日本も全滅です。

西尾思想の影響著しい過激派が、保守の経営資源を分裂させてしまうと、
敵の各個撃破に遭って、活動全体が破滅します。
過激派は常に外縁の部分にいて、切込役あるいは牽引役に徹するべきで、
中心で指揮を執る素養はありません。
カッカポッポな過激派では、例えば創価学会の穏健かつ抜け目無い戦術には対抗出来ないからです。


もっとも、上層部に老人しかいない、ということも、問題です。
スピード感溢れる清新な経営を行う為には、若い指揮官が不可欠だからです。
尤も、これは、年長者を崇敬するという保守思想そのものの抱えた欠点なので、
容易に解決することは出来ません。

個人的には、例えば、福井雅晴氏のような、若い優秀な頭脳が指揮を取るべきだとも思っていますが、
人格面に致命的な欠陥を抱えた人に、多くを委ねることは出来ません。

戦前までの日本を支えたテクノクラートを育成する為の学校が無い(進駐軍に潰された)
といったことを、以前TVで藤原正彦教授が言われましたが、
そうした原因に目を向けずに、ただ「英雄待望論」を唱えるだけでは、何も解決しません。