「アノミー」

という単語が『あなたも息子に殺される』(小室直樹著)に頻繁に出てきました(古い本ですが)。
『論戦布告』には、「無規範」という注釈が付いていました。

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%CE%A5%DF%A1%BC

信じるべき物や頼るべき柱を持たない現代日本の若者や子供が、
根無し草のまま彷徨い続けている現状を意味する言葉、と言えます。

当然、教育改革も、このアノミーの根絶が最大の課題のはずです。



例えば、
アノミーな状態の女子は、心の不安から電波系になり、気軽に股を開くようになる。
何かの拍子に開き直って、フェミ婆化することも多いでしょう。

男子の場合は、ひきこもりになって煙草と酒とネットに溺れつつ嫌中嫌韓書き込みを続け、
「出口求めて蠢くナショナリストたち」などと、上野千鶴子に嘲笑されてもいる。
彼らはネット上でだけは、街宣右翼並に威勢が良いが、決してリアルには出て来れない。

アノミーメンヘル女やネトウヨ男(量産型アニオタやplummet氏のような人種)は、
立ち居地も目標も無いまま彷徨っているため、自己を充足させる為の「仮想敵」を求めがちです。
多くの場合、女は「男」を仮想敵としてフェミ婆化し、
男は「中韓」「左翼」などを仮想敵として、刹那的な憂さ晴らしをする。

そこには厭世観しか泣く、健全な未来志向はありません。

こうしたアノミーな若年層に、「正しい性差」による「権利と義務の明確な規定」を啓蒙することは、
かなり難しく、時間もかかるでしょう。