Special Event Moto Sano talks about the music of 「COYOTE」

を、見て来ました。

http://www.apple.com/jp/retail/ginza/week/20070610.html?cid=AOS-JP-109706-B40000078010
>6月12日(火)7:00 p.m.
>6月13日に新作「COYOTE」を発表する佐野元春が、リリース前夜にお送りするスペシャトークイベント。
>レコーディングメンバーである高桑圭(Curly Giraffe)と深沼元昭と共に
>新作に込められたメッセージを語ります。

余裕を見て、午後6時20分頃「AppleStore銀座」に着いたら、既に結構な列が出来ていました。
前の方の人は、4時間並んでいたそうです。
会場の座席数は84なので、立ち見でしたが、位置が良く、メンバー全員の姿が良く見えました。
立ち見も一杯で、200人前後いたと思います。やはり、あの会場は小さ過ぎました。



「君が気高い孤独なら」のPVが上映されました。
素晴らしい曲です。
人質の片割れである「月夜を往け」より上かもしれません。
この1曲だけでも、今これほど爽快な曲を作られていることに、大きな感銘を受けました。


深沼元昭(ふかぬまもとあき)氏は、新しいバンドを作られたそうです。
深沼氏ほどの優れたコンポーザーを、バンドメンバーとして使ってしまうところが、
佐野元春先生の凄さなのでしょう。
エンプティ・ハンズ」についてのエピソードも興味深く、
佐野先生に歌って貰う為に、かなりの労力を使って、作られたようでした。


佐野先生は、エピック・ソニーの看板アーティストとして、
誰にも無いほどの熱狂的な支持を得て、ひとつの時代を作りました。
全盛期のソニーのブランドイメージを作るために、最も貢献した1人だと思います。

TVで見たコワモテの印象とは違って、かなり穏やかな感じでした。
が、同時に凄くエネルギッシュで、他の若者達を圧倒していました。
レコーディング風景でも、子供のように純粋な目ではしゃぐ姿が映っていました。


唯物的なロックバンドは沢山ありますが、
「正の方向」にエネルギーを放っているロマン主義者は殆どいませんし、
そういう人は、今時の聴衆への受けも良くありません。

また、ライブのDVDの印象と同じく、育ちの良さや礼儀正しさを伺わせる一面があります。
これも、ありがちなロックバンドとの大きな違いです。
中産階級的と言われるところが、好き嫌いを分けているのでしょう。


著作権や音楽業界の未来についても、深く考えられていて、
DRMを無くして、その分値段を上げれば良い」
「THE SUNは、2曲ほど人質に取られているので、自由に出来なかった」
今回のアルバムからは、全曲ダウンロード出来るようです。