つくる会内紛――『自由 2月号』が手に入りました。

八重洲ブックセンターには、何冊かありました。

以下雑感。


・今回の対談記事は、集大成的な内容で、西尾氏と藤岡氏の才能によって、
既出の各要素が澱み無く繋ぎ合わさっている、見事な作りです。
これだけを読んだ人は、謀略の存在を信じてしまうのではないかと思います。


関連ブログ:創られし三億円事件〜文学的装飾でそれは創られた
http://aramar88.exblog.jp/7944180/



加瀬英明氏は、どちらの側にも隔てなく協力されており、内紛自体に困惑している立場で、
むしろ創業者二人を諌められているように見えました。
石原萠記氏も似たような感じで、創業者二人が浮いている印象を受けました。


・現在、八木秀次氏は安倍元総理に嫌われていると書かれています(藤岡信勝氏談)。


・「安倍さんに近い政治家の方からも確かめている」(藤岡氏)
白黒を完全に付けるには、この「政治家の方」による、実名での証言も必要です。
また、安倍元総理の証言も必要でしょう。
こんな馬鹿な事に時間と労力を使ってくれるかは不明ですが。


・執筆者選定権、編集権、著作権など権利の全てが「つくる会」にあって、
扶桑社は黙って金を出せ、といった西尾氏の主張は、虫が良過ぎます。
どういう契約をしたのか私は知りませんが、赤字で撤退なら契約破棄されても仕方無い。


・「再生機構から抜けた人が何人もいる」、とも書かれていますが、具体名は出ていません。
それよりも、つくる会の理事一覧の方が、酷い状態ではありませんか。
http://www.tsukurukai.com/02_about_us/07_supp_06.html
かなり寂しくなっています……渡邊博教授も参加された方が良いのでは。


・「ミッドナイト・蘭」氏の名前が、実名付きで雑誌に掲載されました。
雑誌デビューです。目出度いとは言い難いですが。


西尾幹二氏によると、業務妨害罪は、屋山太郎氏と片桐松樹社長にも向けられるべきで、
この両名をも刑事告訴の対象にしたがっているようです。
真部栄一氏も「驚くべきほど日本を悪者に描く訂正案」等と、激しく叩かれています。


・渡辺浩記者は、現在、産経新聞地方部次長とのことです。

・藤岡氏は、「渡辺記者=青葉台あきこ」と断定しています。証拠はありませんが。

青葉台あきこ」氏の正体については諸説ありますが、
有力なものは、桜子氏の渡辺記者説と、蘭氏の事務員説です。

私には、どちらが正しいのか分かりません。5分5分ぐらいでしょうか。



「新聞記者なら言論で戦うべきなのに情け無い」(藤岡氏)
……紙面の私物化を勧めているように見えますが、気のせいでしょうか。