つくる会内紛――「藤岡信勝氏vs八木秀次氏の裁判 高裁判決」藤岡氏敗訴

■8月26日(水)、藤岡信勝氏より提訴されていた損害賠償請求事件について、
東京高等裁判所より一審の東京地裁判決に続き全面勝訴の判決。
http://www.kyoiku-saisei.jp/cgi-bin/rijit/archives/291.html


本日、「藤岡信勝氏vs八木秀次氏の裁判 高裁判決」が行われました。
(平成20年(ネ)5818号 東京高裁820法廷 午後1時10分〜)


※8/28追記

再生機構側の有識者の方より、以下のお知らせを頂きましたので、再度訂正させて頂きます。
八木先生の潔白が証明された、という結論は同じです。

>訂正の必要はありません
>藤岡信勝の平成20年3月5日付陳述書(甲第31号)に
>「その後一年以上にわたって私は常連執筆者であった『正論』や『諸君!』から干され、
>発言の場を封じられることになりますが、これも偽情報の流布と無関係ではあり得ません」
>とあります。

自分のメモにも、そのような証言があったことが書いてありました。
http://d.hatena.ne.jp/mahotan/20080321#p1


※8/27追記

つくる会重鎮の方から、以下のようなお知らせを頂きましたので、訂正させて頂きます。
いずれにせよ、八木先生の身の潔白は証明されました。

>「乾されたから賠償しろ」などとは一言もいっていません。
>公安情報とうそぶいて、「つくる会に潜入した共産党のスパイだ」
>という趣旨のことを八木が言った名誉棄損行為への賠償です。


この裁判は、藤岡信勝氏が、八木秀次氏を名誉毀損で訴えた民事訴訟です。
原告側の主張は、藤岡氏の共産党暦に関する怪文書を八木氏が送った為、
藤岡氏が『産経新聞』『正論』等から一時的に干された。その賠償をしろ、というものです。



判決は、大方の予想通り、
1 原告らの請求をいずれも棄却する。
2 訴訟費用は原告らの負担とする。
でした。

つくる会」からの傍聴者は10人前後で、いずれも熱心な活動家の方々ばかりです。

今回は、地裁判決ほどの「どよめき」は無く、
判決申渡後、藤岡教授と福本弁護士、つくる会の方々は、すぐに退廷されました。

両者の一連の泥仕合は、長く続いていますが、これで一区切り付いてくれれば、と思います。

今回の判決で確定したことは、
「八木先生が怪文書を作成したという証拠は無い」
ということです。

高裁での判決が最高裁で覆されることは、ごくまれにありますが、
裁判の流れを見てきた者としては、今回はこれで確定したと思います。