「Wii U」は、ライトユーザーに見向きもされずに終わるのか?

Wii U」の新コントローラーに向いていると思われるゲームジャンルは、
「SLG、ドラクエ・テイルズタイプのRPG、MMORPG」等の
アクション性の低い、レベルアップ型、パラメータ管理型のソフトです。
一方、任天堂の得意分野は「高難易度のアクションゲーム(マリオ・ゼルダ等)」です。
このミスマッチにより、Wii Uの機能を生かしたキラータイトルの量産は、難しくなるでしょう。

また、かつてタッチジェネレーションとして栄華を誇った「脳トレ」「えいご漬け」などの、
自分大好き社会人女性への「スキルアップ詐欺」の手法は、最早通用しない。


高性能路線を止めて「アイデア路線」を続ける任天堂は、
常に新しい手品をライトユーザーに見せて歓心を買わなければならない。
それに失敗すれば、後に残るのは任天堂原理信者だけが支持する低性能ハードと、
カルト的な、内向的なアジテーションに終始する経営陣だけです。



任天堂(7974) 不透明なWii Uの訴求力。(メリルリンチ証券)
http://mainichi.jp/life/money/kabu/nsj/news/20110608259295.html

> 「Wii U」の発想は、PS3NGPの連携により屋内外でシームレスなゲーム体験を提供するソニーに近い。
>新コントローラーによるテレビ画面とコントローラーの連携など新しい遊びを提供する一方で、
>PS3Xbox360に慣れたコアゲーマーを開拓する説得力は感じなかったと報告している。



任天堂が急反落、5年ぶり安値水準に−次世代Wii新味乏しく(2)
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=jp09_newsarchive&sid=aNCdouQqLd90

>  東海東京調査センターの角田佑介アナリストは、
>「Wii U」発表後の任天堂株下落は「当然の結果では」とコメント。
>発表内容には「サプライズが無かった」と語った。
>一方で「例えばアップルでは、新製品の情報が事前にある程度漏れていたとしても、
>実際の発表でいろいろなサプライズがあり、熱狂を誘う」と語った。



任天堂(7974) 3DSWiiUともに現行策ではライトユーザーの回帰が見え難い。(UBS証券)
http://mainichi.jp/life/money/kabu/nsj/news/20110609259418.html

> UBS証券は6月9日付けで、任天堂(7974)の投資判断を「Buy」→「Neutral」へと引き下げ、
>目標株価も31,000円→18,000円へと減額修正した。

> 3DSの自社ソフトについては、ブランドタイトルのマリオカートスーパーマリオが年内に投入されるが、
>DS時代の脳トレのような新規ジャンルソフトは発表されなかった。

> コアユーザーは維持可能と見られるが、
>(1)スマートフォンなど新端末普及で消費時間の奪い合いが激化していること、
>(2)ライトユーザーの品質要求が高くないこと(カジュアルゲームと差別化困難)から、
>現行策では、3DSWii UはともにDS/Wiiで開拓したライトユーザーの回帰は見込み難い。



GPUの専門家西川善司氏が、WiiUの性能に疑問符。
http://game.watch.impress.co.jp/docs/series/3dcg/20110610_451799.html
>このテクニカルデモ映像を見た限りでは、ひいき目に見てDirectX 9世代プログラマブルシェーダー3.0世代か、
>その前後、あたりの世代だろう。GPUにはテッセレーションステージが載っているかどうか
>が気になってくるわけだが、今回のテクニカルデモを見た限りでは、その片鱗はうかがえない。


最悪の場合、任天堂は一年半後に「XBox480」を、定価40000円で売り出すことになります。