「2大期待外れアニメ」の失敗原因は?


たまこまーけっと

主な失敗原因は、キャラクターが全員幼稚だったこと。

けいおん」の時は、若い女キャラだけを描いていたので、ボロが出なかったが、
老若男女を描き分けて世界観に厚みを付ける力は、今の監督脚本には無かった。
こういった、全世代向けを気取った作品は、せめて50歳代になってから作るべきだったか。

「たまこけ」の登場キャラは、子供から年寄りまで全てのキャラクターが
けいおん」的な女子高生脳として描かれている為、幼稚で薄っぺらい。キャラクターに幅が無い。
相対的に、若干大人びて描かれている小学生の「あんこ」だけが目立って引きの要素が強く魅力的に見えるが、
たまこを含め、鳥以外の他キャラは完全に埋没している。

この際、もち蔵とあんこをくっつけるというのも一興かもしれない。



ビビッドレッド・オペレーション

11話で「まどかマギカ」の劣化コピーまで入ってしまい、もうどうしようもない。
主な失敗原因は、キャラクター間の友情を育む描写が欠落していた事。
関係者諸兄は「琴浦さん」を見て、友情の描き方を勉強して欲しい。

友情を描くには、「一緒に困難を乗り越える」という、一種の「吊り橋効果」を持った状況の設定が必要。
他の方法としては「戦いを重ねる」「一緒に日常を重ねる」といった、長い時間(話数)が必要になる。
たった1クールで、いきなりキン肉マンの友情パワーのような状態を作ることは難しい。
冒頭からシリアスな場面を何度も作って死線を潜り抜けるという話を繰り返せば、
中盤以降には友情を作れたかもしれないが、
半裸の変身バンクを見せたい為に冒頭から合体する、という愚かな設定が最後まで祟ったのだろう。