「P's LIVE 05」記念 PCキャラソンBEST5 (without yryr)


http://pslive.jp/
ごらく部以降の展開がいまいちな現状が出ているようです。
個人的には、O×Tが出るなら防衛部(のop曲)が見たいところですが……



⑤「蝶々結びのI Love You」

現在私的No1声優ボーカルの1人である五十嵐裕美さんの声質を最大限に引き出した楽曲は、
桜Trick』の持つ可愛らしさと妖しさを最も体現している、正統派のポップス。
音質があまり良くないのが唯一の欠点。



④「嗚呼、いつか……」

現在私的No1声優ボーカルの1人である津田美波さんの
女らしさを前面に出したボーカル曲は、多分あまり無い。
デンキ街の本屋さん』のヒロイン「先生」の心情を綴ったエモーショナルな詞が、
往年のニューミュージックのようなオケの上で切々と響く。
ベース音が若干胃もたれそうなのが欠点。



③「デラ・モチマッヅィのうた」

この曲は、カテゴリ的にはコミックソングだが、
音楽性と娯楽性が高度なバランスをとって成立している。
先ず、インストが凄く、4ピートのベースを土台にした本格的なラテンハウスの上に、
カリカリに絞られたエレピの華麗なソロが、流れるように気持ち良く響く。
その上に乗った『たまこまーけっと』の怪鳥「デラ・モチマッヅィ」のトークから山田監督の詞に至るまで、
一度聴いたら脳内でヘビロテし続ける中毒性がある。



②「HOW TO ENJOY」

キルミーベイベー』の主人公「折部やすな」のキャラソンは、
往年のHuman LeagueやGeorgio Moroderが、そのまま現在に進化したかのような名曲。
デチューンされディレイのかかったシンセブラスが飛び交う「様式美」は、出来の良いヘッドホンで体感出来る。
松前公高氏の手による「シンセのお手本、生きた教材」と言える。
赤�啗千夏さんのボーカルはデフォルトでは可愛い系の声で、
様々な場面で相性が良い反面、印象に残りにくい感じがする。



①「Call Me Anne」「Call Me Anne Louder」

たまこまーけっと』の作中最も魅力的なキャラクター「北白川あんこ」に相応しい大傑作。
チップチューンを前面に出した、安定した普遍的な進行の力強いエレクトロの上に、
小悪魔的な微妙な年頃のあんこの心情を織り込んだ詞が切なく響く。
トランス風に入って、駆け下るようなブリッジ、サビで広がる開放感の先には、
夕陽に染まる「うさぎ山商店街」があるはずだ。
ウィスパー風のボーカルの主である日高里菜さんはロリ声優として多彩に活躍しているが、
そのロリキャリアの原点があんこであることを再確認させられる一曲。

ロック色を強めた新バージョンでは、
最も印象的な詞の一節を冒頭に持って来て、
より一般的な音色がメインになって、音が綺麗に分離して聞きやすくなっている。
ストリングスとハイハットで力強く牽引されるサビや、間奏以降の激しいドラミングが、
本作がアナログとデジタルの融合物であることを思い起こさせる。